洗濯スペースにも最適、サンルーム・テラス囲いを2階のベランダに
2021年05月02日
カテゴリ: ガーデンルーム・サンルーム
洗濯スペースに最適、虫などの心配もない、サンルーム・テラス囲いを2階ベランダに
ガーデンルーム・サンルームと聞くと1階のお庭への設置をイメージされる方が多いかと思います。 商品によっては2階のベランダに取りつけることができるサンルームなどがあり、 年中干せる洗濯スペースとして、また虫などの心配が無くなる。そのメリットだらけのサンルームをご紹介します。
2階のベランダにサンルームを後付けするのはメリットだらけ
雨や花粉、虫などの心配が無くなるサンルームは最高の洗濯物スペース
なんといってもサンルーム最大のメリットが洗濯物スペースです。
天気の良い日は窓を開放し風を取り込みながら洗濯物を乾かし、雨や花粉、pm2.5などが強い時は窓を締め、室内干しにすることができます。また、網戸などにすることで虫などの心配も無くなりますので、まさに最高の洗濯物スペースとなります。
ベランダをもう一つのお部屋として、また、リビングの延長として
1階のガーデンルーム・サンルームに比べ、2階のベランダに設置した場合、遮蔽物が比較的少なくなりますので、陽当りがすごく良い、明るい空間となります。
また、一部の方は2階がリビングというお家の方もいると思います。その場合、2階ベランダがリビングの延長として、また、もう一つのお部屋として、洗濯物スペースだけではなく、ペットやお子様の遊び部屋として使うこともおすすめです
理想の使い方ができるように、自分にあった仕様で設置
2階のベランダに設置できるタイプのサンルームの商材はいくつかあり、商品によって特徴が異なります。
窓は虫や花粉などを考えると引き違い窓が良い方や出来るだけ開放感が得られるように折りたたみ戸が良い方。風が入りやすいようにルーバー形状になっているものや換気扇が取り付けれるタイプなど商品によって特徴が異なりますので、自分にあったサンルームを選べことができるのも大きな特徴となります。
2階ベランダに後付けできるサンルームってどんな種類のものがあるの?
2階のベランダに設置できるサンルームは主要エクステリアメーカーである「三協アルミ」「LIXIL」「YKKAP」から商品が販売されております。各商品の特徴を商品ごとに紹介します。
三協アルミ:晴れもようwith
プライバシーに配慮した型板ガラス
日差しはさえぎることがない上に洗濯物が外から見えにくくなり、外からの目線を気にすることがなくなります。
通常より網目の細かい網戸で花粉や紫外線を従来よりカット
サンルーム・テラス囲いは風の通りが大切です。特に花粉などが心配な方には、 窓を開け風の通りを確保しても外からの風とともに花粉がついてしまっては外干しと変わらなくなってしまいます。「晴れもようwith」では通常網戸の代わりにオプションとしてより網目の細かいフィルタードという網戸が洗濯可能です。
LIXIL:サニージュ
ベランダへの取り付けバリエーションが豊富
造り付けバルコニー納まりなど、ベランダ全体を囲う形の設置や上の晴れもようと同様に部分囲いでの設置などベランダに取りつける方法が選べます。また、アルミバルコニー納まりというアルミバルコニーとテラス囲いがセットになった形での商品展開もあります。
サニージュならではの縦すべりだし窓
採風ドアやガラス窓ルーバーなど効率良く風を採り込む為の開口仕様により、洗濯物が乾きやすくなるサニージュならではの機能があります。特に縦すべりだし窓はサニージュのオリジナル窓になります。
YKKAP:ソラリア
ソラリア最大の特徴である全面開放できる折りたたみ戸
他の商品では窓の開閉は引き違い窓になりますが、ソラリアだけは引き違い窓に加えて折りたたみ戸の選択が出来ます。折りたたみ戸では正面側が全て開口出来ますので、天気良い日などいつものサンルームが外干し同様の開放感のある空間となります。
風を取り込めるオリジナル仕様のエアールーバーがなんと標準装備
ソラリアでは開口窓部分にエアールーバーと呼ばれる換気システムが標準搭載されています。窓を閉めた状態でも常に風を取り込めるので、洗濯物が乾きやすく、湿度調整のコントロールも可能。その為、結露などもしにくくなります。また、ルーバーになっていますので、急な雨などが降っても雨水などが入りにくくなるような侵入抑制の工夫がされています。
サンルーム・囲いテラス商品で最大の耐風圧
先に紹介しました「晴れもようwith」や「サニージュ」に比べ、2階のベランダに設置するサンルーム商品の中で最大の耐風圧を誇ります。メーカーカタログでは耐風性能を風速42m/秒相当と記載しており強風地域でも対応可能です。
豊富な取り付け仕様と防虫性がアップする網戸オプション
先に紹介しました「サニージュ」と同様に造り付けバルコニー納まり、ベランダ全体を囲う納まり、部分囲いなどの設置が可能です。また、アルミバルコニー納まりも選択可能です。
通常の網戸に加え、網目を細かくすることで、風通しをより良くし、眺望性・防虫性・清掃性も向上させたクリアネット網戸というオプションも兼ね備えています。
ベランダにサンルームを取りつける時の注意点
既存のベランダ・バルコニーに取り付けれないケースがある
外壁や腰壁の「形状、強度、材質」が重要
取り付けるベランダのサイズが重要
商品によって異なりますが、2階ベランダへのサンルーム・テラス囲いの取り付けの多くは「外壁」や「ベランダの腰壁」などに固定する形で設置します。この時に外壁や腰壁の「形状、強度、材質」が重要になります。場合によっては、外壁形状が加工不可や強度不足、固定が効かない材質など取り付けが出来ないケースがありますので、注意が必要です。 また、サンルーム・テラス囲いは商品サイズがあり、現場によっては既成品を加工することで取り付けます。ただし、ベランダのサイズが大きくて商品のサイズ展開がない場合や加工上サイズカットが出来ない場合など既存のベランダサイズによって取り付けられないケースもあります。
なかなかお客様での判断が難しいところもありますので、2階ベランダへのサンルーム・テラス囲いをご検討の場合、まずは取り付けが出来るかどうか販売店や施工店へお気軽にご相談頂くことをおすすめします。
「増築」扱いとなり固定資産税が掛かるケースがある
「設備」から「居室」扱いになる。
住宅においてベランダは「設備」とみなされていますが、リフォームによって屋根や壁で覆う形になると「居室」扱いとなり、固定資産税が掛かる可能性があります。また、設置するサイズによっては確認申請が必要となるケースもありますので、事前に工務店や施工店に確認してもらうことをおすすめします。
固定資産税や増築については、ガーデンルーム・サンルームと同様ですので、 別ページに詳しくはまとめてますので、よければ参照してみて下さい。
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この記事を書いた人
安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。