高低差のある土地を活かす外構計画のポイント|費用を抑える工夫と注意点
2023年04月16日
カテゴリ: コラム
高低差のある土地を活かす外構計画のポイント|費用を抑える工夫と注意点
傾斜地や道路との段差がある土地での家づくりにおいて、外構計画は非常に重要な役割を担います。高低差のある土地は、平坦な土地に比べて工事費が高くなりやすいという側面がある一方、設計次第で眺望の良さやプライバシーの確保といった、その土地ならではの魅力を最大限に引き出すことが可能です。NIWART(ニワート)では、地形の特性を読み解き、機能性とデザイン性を両立させた外構プランをご提案しています。この記事では、高低差のある土地における外構の基本知識から、コストを抑える工夫、注意すべきポイントまで詳しく解説します。
目次
高低差のある土地における外構の役割とメリット
高低差のある土地は、ネガティブな要素として捉えられがちですが、適切に外構を整えることで、平坦な土地にはない多くのメリットを享受できます。土地のポテンシャルを活かすための視点を整理しましょう。
日当たりと眺望の確保
道路や隣地よりも高い位置に建物が配置される場合、周囲の建物に日差しを遮られる可能性が低くなります。リビングからの視界が抜けやすく、開放的な住空間を実現できる点は大きな利点です。庭の一部にデッキを設けることで、遠くの景色を取り込んだアウトドアリビングとして活用することも可能です。
プライバシーの保護と開放感の両立
道路との高低差があることで、通行人の視線が室内に届きにくくなります。平坦な土地では高いフェンスが必要になるケースでも、高低差があれば低いフェンスや植栽だけで十分にプライバシーを確保できる場合があります。これによって、閉塞感を感じさせずに家族だけのプライベートな庭を作ることができます。
高低差を解消する主な外構手法
段差をいかにスムーズに繋ぎ、有効活用するかが外構の腕の見せ所です。代表的な手法について解説します。
擁壁(ようへき)の設置と種類
土が崩れないように壁を作る「擁壁」は、高低差のある外構で最も重要かつコストがかかる部分です。コンクリート造のL型擁壁や、自然石を積み上げた石積み、意匠性の高い化粧ブロックを用いたものなど、用途と予算に応じて選択します。耐久性と安全性が求められるため、地盤の状況に合わせた確実な施工が必要です。
階段とスロープの設計
玄関までのアプローチには階段が必要になりますが、段数が多いと日々の移動が負担になることもあります。踏面の幅を広く取ったり、途中に踊り場を設けたりすることで、歩きやすさに配慮した設計が求められます。将来を見越して、緩やかなスロープを併設するプランも一般的です。
駐車スペースの工夫(掘り込みガレージなど)
大きな高低差がある場合、土地の下部を掘削して「掘り込みガレージ」を作る手法があります。車を雨風から守れるだけでなく、ガレージの上部を庭やテラスとして利用できるため、限られた敷地面積を最大限に活用できるメリットがあります。ただし、掘削や構造体の構築には相応の費用が必要です。
外構費用を抑えるためのポイント
高低差のある土地の外構工事は、平坦地の2倍以上の費用がかかることも珍しくありません。コストバランスを整えるための工夫を紹介します。
既存の地形を活かした設計
すべての段差を擁壁で固めるのではなく、緩やかな傾斜地(法面:のりめん)を残して芝生や植栽で仕上げることで、コンクリートの量を減らしコストを抑えることができます。緑が増えることで外観も柔らかい印象になります。NIWARTでは、地形の美しさを引き出しながら、コストを最適化する植栽計画を得意としています。
素材選びによるコストコントロール
目立つ部分には天然石や高品質なタイルを使用し、あまり人目に触れない場所はシンプルなコンクリートや砕石敷きにするなど、素材にメリハリをつけることが有効です。機能性を損なわずに費用を抑えるための、プロならではの素材選定が重要となります。
失敗しないための注意点
施工後に後悔しないために、技術的な側面と法律的な側面から注意すべき点を確認しましょう。
排水計画と湿気対策
高低差がある土地では、雨水の流れを正しく制御しなければなりません。上部からの水が特定の場所に溜まると、地盤の緩みや建物の湿気の原因となります。側溝の設置や暗渠排水(あんきょはいすい)の施工など、目に見えない部分の処理が住まいの寿命を左右します。
法規制(がけ条例)の確認
一定以上の高さの段差がある場合、各自治体が定める「がけ条例」の対象となることがあります。これによって建築できる範囲が制限されたり、特定の強度を持つ擁壁の設置が義務付けられたりします。土地を購入する前、あるいは計画の早い段階で、専門家による法規チェックを受けることが不可欠です。
まとめ
高低差のある土地の外構は、課題が多い分、それを乗り越えた先にあるデザインの幅は非常に広いと言えます。地形のデメリットをメリットに変えるためには、構造的な安全性、生活動線の利便性、そして周囲の景観との調和をトータルで考える視点が欠かせません。NIWARTでは、お客様一人ひとりの土地が持つ個性を分析し、長く安心して暮らせる美しい外構を実現します。高低差を活かした庭づくりをご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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