駐車場を芝生にするメリット・デメリットを徹底比較|後悔しないための対策と外構の選び方
2022年01月23日
カテゴリ: コラム
駐車場を芝生にするメリット・デメリットを徹底比較|後悔しないための対策と外構の選び方
自宅の駐車場をコンクリートではなく、緑豊かな芝生にしたいと考える方が増えています。芝生の駐車場は景観を美しくするだけでなく、環境面でも多くの利点がありますが、一方で管理や維持には特有の難しさも存在します。本記事では、芝生駐車場のメリットとデメリットを専門的な視点から詳しく解説し、NIWART(ニワート)が推奨する「失敗しないための外構計画」のポイントを提案します。理想的な住まいづくりに、ぜひお役立てください。
目次
駐車場を芝生にする主なメリット
駐車場に芝生を採用することで得られるメリットは、単なる見た目の美しさだけにとどまりません。環境性能や快適性の向上といった、住まいの質を高める要素が数多く含まれています。
夏場の温度上昇を抑える遮熱効果
コンクリートやアスファルトは太陽光を吸収しやすく、夏場には表面温度が50度以上に達することも珍しくありません。対して芝生は、植物の蒸散作用によって周囲の熱を奪い、表面温度の上昇を抑制します。これにより、駐車場付近の「照り返し」が緩和され、住宅全体の冷房効率の向上にも寄与するでしょう。NIWARTでは、都市部のヒートアイランド現象対策としても、こうした緑化舗装を推奨しています。
住宅の外観を引き立てる高いデザイン性
全面コンクリートの駐車場は無機質な印象を与えがちですが、芝生を取り入れることで建物との調和が生まれ、柔らかい印象の外構を実現できます。緑の色彩は視覚的なリラックス効果をもたらし、住宅の資産価値を高める要素にもなり得ます。特にナチュラルな雰囲気のデザインを好む方にとって、芝生は最適な選択肢と言えるでしょう。
雨水の浸透を助ける優れた排水性
芝生の地面はコンクリートと異なり、雨水を地中に直接浸透させる機能を持っています。これにより、豪雨の際の側溝への急激な排水を抑制し、水たまりの発生を防ぐことが可能です。環境負荷を低減する低影響開発(LID)の観点からも、透水性のある芝生駐車場は高く評価されています。
駐車場を芝生にするデメリットと課題
魅力的な芝生駐車場ですが、導入前に理解しておくべき注意点も存在します。これらを把握しておくことが、長期的な満足度につながります。
日常的なメンテナンスの手間とコスト
芝生は生き物であるため、定期的な手入れが欠かせません。季節に応じた芝刈り、水やり、施肥、除草といった作業が必要です。特に成長が早い夏季には、週に一度程度のメンテナンスが求められる場合もあります。管理を怠ると雑草が繁茂し、かえって景観を損なう原因となるため、継続的なケアを前提とした計画が重要です。
車の重みや排気ガスによる芝の枯死
駐車場の最大の問題は、車の重量による踏圧です。タイヤが常に乗る部分の土が踏み固められると、芝の根が酸素不足に陥り、枯死してしまいます。また、エンジンの熱や排気ガスが直接当たる箇所もダメージを受けやすい傾向にあります。何の対策も施さずに芝生を植えると、数ヶ月でタイヤの跡だけが剥げ落ちてしまう可能性が高いでしょう。
冬場の枯れ色と景観の変化
日本で一般的に使用される高麗芝などは、冬場に休眠期に入り、葉が茶色く枯れた状態になります。一年中鮮やかな緑を維持するためには、寒冷地型の芝をオーバーシーディングするなどの工夫が必要ですが、その分管理難易度は上がります。四季の変化として楽しめる方には適していますが、常に緑を求める場合は期待とのギャップが生じやすいポイントです。
失敗を防ぐための効果的な対策
芝生駐車場のデメリットを解消し、美しさを維持するためには、施工段階での工夫が不可欠です。NIWARTでは、以下の対策を組み合わせた設計を提案しています。
芝生保護材(駐車場用舗装材)の活用
踏圧から芝を守るために、プラスチック製やコンクリート製の「保護材(グリッド材)」を地面に敷設する方法が最も効果的です。この保護材が車の荷重を支え、土壌の硬化を防ぐことで、芝の根が健全に育つ環境を維持します。網目状の隙間から芝が伸びる構造のため、見た目の緑を損なうことなく、駐車スペースとしての強度を確保できます。
適切な芝種と土壌基盤の選定
駐車場の環境に適した芝の品種選びも重要です。踏みつけに強い品種の選定や、排水性と保水性を兼ね備えた専用の床土を使用することで、芝の生存率を格段に高めることができます。また、タイヤが通る部分だけを石材やレンガで舗装し、それ以外のスペースを芝生にする「ハイブリッド型」のレイアウトも、機能性とデザイン性を両立させる賢い選択です。
まとめ
駐車場を芝生にすることは、断熱効果や景観の向上といった大きなメリットがある反面、維持管理や踏圧対策といった課題も伴います。しかし、適切な保護材の導入や土壌設計を行うことで、これらのデメリットは十分に克服可能です。NIWARTでは、お客様のライフスタイルやメンテナンスの許容範囲に合わせた、最適な緑化プランをご提案しています。コンクリート一択ではない、自然と共に歩む駐車場づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
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- サービス紹介 – 景観設計からメンテナンスまで、質の高い外構ソリューションの提供内容を詳しくご紹介します。
- お問い合わせ – 芝生駐車場の導入に関するご質問や、具体的なお見積りのご相談はこちらからお気軽にご連絡ください。
この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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