雨水タンクを自作するメリットと具体的な手順:庭のプロが教える注意点
2022年09月02日
カテゴリ: コラム
雨水タンクを自作するメリットと具体的な手順:庭のプロが教える注意点
近年、エコロジーへの関心の高まりや災害対策への意識から、家庭で雨水を貯留する「雨水タンク」が注目されています。市販品も多く販売されていますが、設置場所の形状や容量に合わせて自作したいと考える方も少なくありません。雨水タンクを自作することは、コストを抑えるだけでなく、庭の景観に合わせたカスタマイズが可能になるという利点があります。NIWART(庭わーと)では、庭づくりを通じた豊かな暮らしを提案しており、本記事ではプロの視点から雨水タンクの自作方法と、長く安全に使用するためのポイントを詳しく解説します。
目次
- 雨水タンクを自作する3つの大きなメリット
- 自作雨水タンクに必要な道具と材料
- 雨水タンクの作り方:5つのステップ
- 自作で失敗しないための注意点とメンテナンス
- 自治体の補助金制度を確認しよう
- まとめ:理想の庭づくりはNIWARTにご相談ください
雨水タンクを自作する3つの大きなメリット
雨水タンクの設置は、単なる節約術にとどまらない多角的なメリットをもたらします。自作を選択することで、それらの恩恵をより深く実感できるでしょう。
水道代の節約と環境負荷の低減
庭の草木への水やりや、洗車、家の周囲の掃除など、飲用以外の用途に雨水を利用することで、上水道の使用量を大幅に削減できます。雨水は塩素を含まないため、植物にとっても優しい水質といわれています。また、下水道へ流れ込む雨水量を減らすことは、集中豪雨時の都市型洪水(内水氾濫)を抑制する社会的な貢献にもつながります。
災害時の非常用水としての活用
地震などの災害により断水が発生した際、トイレの洗浄水や生活用水の確保は非常に重要です。雨水タンクに一定量の水が確保されていれば、緊急時の安心感に大きく寄与します。自作であれば、家庭の人数や備蓄計画に合わせた大容量のタンクを設置することも可能です。
設置場所に合わせたカスタマイズ性
市販の雨水タンクはサイズやデザインが限られていますが、自作であれば、庭のデッドスペースを有効活用できる形状の容器を選べます。また、タンクの表面を塗装したり、レンガや木材で囲ったりすることで、NIWARTが推奨するような美しいエクステリアデザインの一部として馴染ませる楽しみも生まれます。
自作雨水タンクに必要な道具と材料
安全で機能的な雨水タンクを作るためには、適切な材料選びが欠かせません。主要な部材を確認しましょう。
メインとなるタンクの選び方
一般的には、プラスチック製のドラム缶(200L程度)や、ポリエチレン製の大型ローリータンクが利用されます。遮光性が高いものを選ばないと、内部で藻が繁殖しやすくなるため、不透明な青色や黒色の容器が推奨されます。中古の容器を使用する場合は、以前に食品や化学薬品が入っていなかったかを確認し、徹底的な洗浄が必要です。
集水器と配管パーツの重要性
雨樋(あまどい)から雨水を分岐させる「集水器(レイントラップ)」は、自作において最も重要なパーツです。これには初期雨水の汚れを除去するフィルター機能や、満水時に雨樋へ水を戻す逆流防止機能が備わっているものを選ぶと、管理が格段に楽になります。そのほか、タンク下部に取り付ける蛇口(水栓)、オーバーフロー用のホース、タンクを設置するための土台(ブロックなど)を準備します。
雨水タンクの作り方:5つのステップ
実際の製作手順は以下の通りです。安全に配慮し、水平な場所で作業を行ってください。
- 土台の設置: 水が入ったタンクは非常に重くなります(200Lなら約200kg)。沈下や転倒を防ぐため、地面を固め、コンクリートブロックなどで水平かつ強固な土台を作ります。
- タンクへの穴あけ: ホールソーを使用し、タンクの上部に雨水流入用の穴、下部に蛇口取付用の穴、さらに満水時のオーバーフロー用穴をあけます。
- パーツの取り付け: 蛇口や配管コネクタを取り付けます。この際、シールテープやゴムパッキンを使用し、水漏れが起きないよう確実に固定します。
- 雨樋の加工: 設置高さに合わせ、既存の雨樋を切断して集水器を割り込ませます。集水器とタンクをホースで接続します。
- 通水確認: 実際に雨が降った際や、ホースで水を供給して、水漏れがないか、満水時に正しく排水されるかを確認します。
自作で失敗しないための注意点とメンテナンス
自作雨水タンクでよくあるトラブルを未然に防ぐためのポイントを解説します。
ボウフラ対策と藻の発生防止
蓋の隙間やオーバーフロー穴から蚊が侵入し、産卵するのを防ぐため、すべての開口部に細かいメッシュ(防虫ネット)を装着してください。また、日光を遮断することで藻の繁殖を抑えられます。タンクが半透明の場合は、遮光シートを巻くか塗装を施す対策が有効です。
オーバーフロー対策の重要性
大雨の際、タンクが満水になった後の水の逃げ道がないと、タンク上部から水が溢れ出し、家の基礎を濡らしたり周囲を泥だらけにしたりします。集水器のオートカット機能を利用するか、十分な太さのオーバーフローパイプを設置し、適切な排水先を確保してください。
自治体の補助金制度を確認しよう
多くの自治体では、雨水の有効利用と流出抑制を推進するため、雨水タンクの購入や設置費用に対する補助金制度を設けています。自作の場合でも、領収書や設置前後の写真があれば対象となるケースが多いですが、条件は自治体ごとに異なります。作業を開始する前に、お住まいの地域の役所ホームページ等で確認することをお勧めします。
まとめ:理想の庭づくりはNIWARTにご相談ください
雨水タンクの自作は、環境への配慮と実益を兼ね備えた素晴らしいDIYプロジェクトです。しかし、大型タンクの設置や雨樋の加工には一定の技術が必要であり、庭全体のデザインとの調和も重要です。NIWART(庭わーと)では、お客様のライフスタイルに合わせた最適なエクステリアプランをご提案しています。雨水利用を含めたサステナブルな庭づくりに興味がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。専門的な知見から、長く愛せる空間づくりをお手伝いいたします。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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