美しいバラを咲かせる誘引のコツ|時期や種類別の方法を庭のプロが解説
2022年09月16日
カテゴリ: コラム
美しいバラを咲かせる誘引のコツ|時期や種類別の方法を庭のプロが解説
庭を彩るバラの中でも、つるバラを美しく仕立てるために欠かせないのが「誘引」の作業です。枝を適切な方向に導き、固定することで、春の開花時期には壁面やアーチいっぱいに花を咲かせられます。NIWART(ニワート)では、バラの特性を活かした植栽管理を通じて、お客様の理想のお庭づくりをサポートしています。本記事では、バラの誘引を行う最適な時期や具体的な方法、美しく仕上げるためのポイントを詳しく紹介します。
目次
バラの誘引が重要な理由と基本の原理
バラ、特につるバラは自力で何かに巻き付く性質を持っていません。そのため、人の手で枝を配置し、固定する作業が必要となります。この作業を誘引と呼びます。誘引の最大の目的は「頂芽優勢(ちょうがゆうせい)」という性質をコントロールすることにあります。
植物には枝の先端にある芽が最も強く成長する性質が備わっています。枝を垂直に伸ばしたままにすると、先端にばかり花がつき、株の下の方は寂しい印象になりがちです。枝を水平に近い角度まで倒して誘引すると、それぞれの芽に栄養が均等に行き渡ります。その結果、多くの花芽が形成され、株全体が花で覆われる見事な景観が生まれる仕組みです。
バラの誘引に最適な時期と準備するもの
バラの誘引は、株が休眠期に入る冬の間に行うのが一般的です。関東近郊であれば、12月下旬から1月いっぱいが最適なタイミングといえます。2月に入り芽が動き始めると、作業中に大切な芽を落としてしまうリスクが高まるため注意が必要です。葉が落ちて枝の構造が見えやすくなった時期を狙い、計画的に進めましょう。
誘引に必要な道具
作業をスムーズに進めるために、以下の道具を揃えておきましょう。剪定バサミは、枝を傷めないよう切れ味の良いものを選びます。麻紐は植物に優しく、時間が経つと自然に分解されるため推奨されます。太い枝を曲げる際には、怪我を防ぐために厚手の革手袋が欠かせません。トゲを通さない素材を選ぶと、長時間の作業も快適に進められます。
つるバラの仕立て方と種類別のテクニック
誘引の方法は、バラをどのような構造物に這わせるかによって異なります。それぞれの形状に合わせた適切な配置が、美しさを左右するポイントです。
フェンスや壁面への誘引
広い面を覆いたい場合は、太い枝を扇状に広げるイメージで配置します。株元から遠い場所まで枝を伸ばし、なるべく水平になるよう紐で固定していきましょう。古い枝よりも、その年に伸びた新しい枝(シュート)を優先的に使うと、花付きが良くなります。等間隔に配置することで、開花時の密度が均一になり、壁一面が花のキャンバスのようになります。
アーチやオベリスクへの誘引
立体的な構造物では、枝を螺旋状に巻き付けていく手法が効果的です。真っ直ぐ上に伸ばすのではなく、構造物を包み込むように斜めに巻き上げます。この際、右巻きと左巻きの枝を交差させると、どの角度から見ても花が楽しめる立体的な仕上がりとなります。天辺付近に枝が集中しやすいため、下部にもしっかりと枝を配置するバランス感覚が求められます。
誘引を成功させるための注意点
枝を無理に曲げようとすると、根元から折れてしまう恐れがあります。硬い枝を扱う際は、数回に分けて少しずつ角度をつけていくのがコツです。また、紐を結ぶときは、枝の成長を妨げないよう「8の字結び」で余裕を持たせて固定しましょう。きつく縛りすぎると、春以降に枝が太くなった際、紐が食い込んでダメージを与えてしまいます。全体のバランスを遠くから確認しながら、風景としての美しさを追求してください。
NIWARTにお任せいただくバラのメンテナンス
バラの誘引は手間と時間がかかる作業であり、高い専門知識も必要です。NIWARTでは、埼玉県さいたま市を中心に、バラの剪定や誘引、病害虫対策などのメンテナンスサービスを提供しています。プロの技術で株の状態を見極め、それぞれのバラが持つ魅力を最大限に引き出します。お庭の環境に合わせた品種選びのアドバイスも承っておりますので、理想のローズガーデン作りにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
バラの誘引は、春の美しい開花を迎えるための大切な準備期間です。適切な時期に正しい手法で枝を整えることで、庭の景色は劇的に変わります。ご自身での作業が難しい場合や、より専門的な仕上がりを求める場合は、プロのメンテナンスを活用するのも一つの手段です。NIWARTとともに、バラが美しく咲き誇る豊かな暮らしを形にしていきましょう。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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