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玄関アプローチの階段設計で失敗しないためのポイント|素材選びと安全性の基準を解説

2022年02月13日

カテゴリ: コラム

玄関アプローチの階段設計で失敗しないためのポイント|素材選びと安全性の基準を解説

住まいの顔とも言える玄関アプローチ。その中でも階段は、単なる段差の解消という機能的な役割だけでなく、建物の外観デザインを大きく左右する重要な要素です。毎日家族が通り、訪れるゲストを最初に迎え入れる場所だからこそ、安全性とデザイン性を両立させた設計が求められます。本記事では、エクステリアのプロフェッショナルであるNIWART(ニワート)の視点から、使いやすい階段の寸法基準や人気の素材、夜間の安全性を高める工夫について詳しく解説します。

目次

玄関アプローチ階段の重要性と役割

玄関アプローチに設置される階段には、大きく分けて二つの役割があります。一つは、道路と玄関の高低差を安全につなぐという実用的な側面です。高低差がある土地では、急な坂にするよりも階段を設けることで、雨の日でも足元を安定させることができます。もう一つは、家の第一印象を決定づける意匠的な側面です。門扉から玄関までの動線に階段が加わることで、空間に奥行きとリズムが生まれ、住まい全体の質感を高める効果があります。NIWARTでは、建物の建築スタイルに合わせた最適な階段デザインを提案しています。

安全で使いやすい階段のサイズ・設計基準

「なんとなく上りにくい」と感じる階段には、寸法上の原因があります。特に玄関アプローチは、重い荷物を持っていたり、傘を差していたりする状況も多いため、ゆとりを持った設計が不可欠です。

踏み面と蹴上げの理想的な数値

階段の設計において最も重要なのが「踏み面(ふみづら)」と「蹴上げ(けあげ)」のバランスです。踏み面とは足を乗せる踏み板の奥行きを指し、蹴上げは段の高さを示します。屋外階段の理想的な基準は、蹴上げ150mm以下、踏み面300mm以上とされています。一般的に「蹴上げ×2 + 踏み面 = 600~650mm」という計算式が歩きやすさの目安です。この数値から大きく外れると、つまずきやすくなったり、歩幅が合わずにストレスを感じたりする原因となります。

勾配と段数の関係

敷地の面積に余裕がない場合、どうしても階段を急にして段数を減らしたくなります。しかし、アプローチの勾配が急すぎると、高齢者や小さなお子様にとって大きな負担となります。可能な限り緩やかな勾配を確保し、段数が多くなる場合は途中に踊り場を設けるといった工夫が有効です。踊り場があることで、万が一足を踏み外した際のリスクを軽減できるだけでなく、視覚的な圧迫感も抑えられます。

素材選びで変わる印象とメンテナンス性

階段に使用する素材は、見た目だけでなく「滑りにくさ」や「汚れの落ちやすさ」を考慮して選ぶ必要があります。

タイル仕上げ

玄関アプローチで最もポピュラーなのがタイル仕上げです。色やデザインのバリエーションが豊富で、建物の壁の色と合わせやすいメリットがあります。屋外用として販売されているタイルは、表面に細かな凹凸加工が施されており、雨の日でも滑りにくいように配慮されています。モダンな印象に仕上げたい場合に最適です。

天然石・石積み

高級感を演出したい場合には、御影石や石英岩などの天然石が選ばれます。一枚として同じ表情がない天然素材ならではの風合いは、時間が経過するほどに味わい深くなります。和風庭園だけでなく、最近では洋風の乱形石貼りも人気です。耐久性が非常に高く、経年変化を楽しめるのが特徴です。

洗い出し・コンクリート

コンクリートの表面を砂利が見えるように仕上げる「洗い出し」は、滑り止め効果が高く、ナチュラルな雰囲気を演出できます。コストを抑えつつ、デザインにこだわりたい場合に選ばれることが多い手法です。シンプルなコンクリート打ち放しの階段も、周囲の植栽と組み合わせることで洗練された空間になります。

安全性を高めるためのオプションと工夫

長く安心して住み続けるためには、将来を見据えたバリアフリーの視点が欠かせません。

手すりの設置

階段の段数が3段以上になる場合は、手すりの設置を検討すべきです。最近では、アルミ鋳物製のアンティーク調なものや、シンプルで細身のステンレス製など、デザイン性に優れた手すりが増えています。補助的な機能としてだけでなく、アプローチのアクセントとしても機能します。

照明(ライティング)の活用

夜間の階段は足元が見えにくく、踏み外しの危険が高まります。足元を照らすフットライトや、段差の陰影を際立たせる間接照明を取り入れることで、夜の安全性を劇的に向上させることが可能です。また、ライトアップされたアプローチは防犯効果を高めるだけでなく、幻想的な景観を作り出し、帰宅時の満足度を高めてくれます。

滑り止め対策

素材そのものの特性に加えて、段鼻(だなばな:段の角の部分)に溝を彫ったり、色を変えて視認性を高めたりすることも有効です。特に雪が降る地域や、日当たりが悪く苔が生えやすい場所では、素材の表面加工に細心の注意を払う必要があります。

NIWARTが提案する玄関アプローチの階段事例

NIWARTでは、静岡県浜松市を中心に、地域特有の気候やライフスタイルに合わせたエクステリア提案を行っています。例えば、広々とした敷地を活かした緩やかなカーブを描く階段や、限られたスペースでも圧迫感を感じさせない浮遊感のある階段(フローティングステップ)など、お客様の理想を形にします。建築物との調和を第一に考え、植栽と階段が一体となった、四季を感じられるアプローチ作りを得意としています。

施工費用の目安と注意点

階段の施工費用は、段数や使用する素材、下地の状況によって大きく変動します。一般的なタイル仕上げの階段であれば、1段あたり数万円からの費用が目安となりますが、天然石を多用したり、複雑な構造のライティングを組み込んだりする場合は、別途費用が必要です。また、リフォームの場合は既存の解体費用も発生するため、事前の現地調査と詳細な見積もりが欠かせません。安価な素材を選んでも、施工技術が低いと数年でタイルの浮きやひび割れが発生することもあるため、信頼できる施工会社選びが重要です。

まとめ

玄関アプローチの階段は、住まいの品質を象徴する重要なパーツです。適切な寸法設計、滑りにくい素材の選定、そして夜間の安全を守るライティングを組み合わせることで、誰もが安心して歩ける美しいエントランスが完成します。将来の生活スタイルの変化まで見据えた計画を立てることが、後悔しない外構づくりの秘訣です。NIWARTでは、デザインと機能性を高次元で融合させたプランをご提案しております。玄関周りのリフォームや新築外構のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

代表 / エクステリアプランナー
安田良平

「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。

お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。

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