木製フェンスは腐らない?長持ちする素材選びと失敗を防ぐ施工のポイント
2022年02月28日
カテゴリ: コラム
木製フェンスは腐らない?長持ちする素材選びと失敗を防ぐ施工のポイント
お庭のプライバシーを守り、温かみのある空間を演出する木製フェンス。しかし、導入を検討する際に最も気になるのが「腐敗」への懸念です。天然の木材は雨や湿気に弱く、数年でボロボロになってしまうというイメージを持つ方も少なくありません。しかし、適切な素材選びと施工方法、そしてメンテナンスの知識があれば、腐らない、あるいは極めて腐りにくい木製フェンスを実現することは十分に可能です。本記事では、エクステリアのプロ視点から、腐食に強い木製フェンスの条件を詳しく解説します。
目次
- 木製フェンスが腐る主な原因とメカニズム
- 「腐らない木製フェンス」を実現する高耐久素材
- NIWARTが提案する天然木の美しさと耐久性
- 人工木(樹脂)フェンスとのメリット・デメリット比較
- 木製フェンスの寿命を延ばす施工とメンテナンス
- まとめ
木製フェンスが腐る主な原因とメカニズム
木材が腐る原因は、単なる「水」だけではありません。正確には「腐朽菌(ふきゅうきん)」という菌が木材の成分を分解することによって起こります。この菌が活発に活動するためには、水分、温度、酸素、そして栄養源となる木材の4つの条件が揃う必要があります。特に、土に接している部分や、雨水が溜まりやすい接合部は、常に水分が供給されるため腐食のリスクが高まります。日本の高温多湿な気候は、腐朽菌にとって絶好の繁殖環境といえます。木製フェンスを腐らせないためには、これらの条件をいかに排除するかが重要です。
「腐らない木製フェンス」を実現する高耐久素材
木材には、もともと腐りにくい性質を持つ種類が存在します。素材選びが、フェンスの寿命を左右する最大の要因となります。
鉄の木と呼ばれる「ハードウッド」の魅力
「ウリン」や「イペ」、「セランガンバツ」といったハードウッドは、非常に密度が高く、木材そのものに防虫・防腐効果のある成分が含まれています。これらは非常に硬く、水に沈むほどの重量があります。公共施設のデッキや桟橋など、過酷な環境でも30年以上の耐久性を発揮する例が多く、薬剤を使わずに「腐らない木製フェンス」を目指すなら、ハードウッドが最も有力な選択肢となります。塗装をしなくても、時間の経過とともに美しい銀灰色へ変化していく様子も魅力の一つです。
防腐処理を施した注入材の性能
杉や松などのソフトウッドに、防腐・防蟻剤を高い圧力で内部まで浸透させた「加圧注入材」も広く利用されています。表面だけの塗装とは異なり、芯まで薬剤が浸透しているため、比較的安価でありながら高い耐久性を維持できます。ただし、ハードウッドと比較すると定期的な再塗装が必要になるケースが多く、維持管理の計画性が求められます。
NIWARTが提案する天然木の美しさと耐久性
NIWARTでは、天然木が持つ本来の質感と、長く安心して使い続けられる耐久性の両立を追求しています。素材の特性を熟知したプロが、お客様のご自宅の環境に合わせて最適な木材を選定します。例えば、風通しが悪い場所や湿気がこもりやすい場所には、より耐水性に優れたウリンを採用するなど、立地条件に応じた提案を徹底しています。人工物にはない、時間の経過とともに風格を増していく天然木の表情は、住まい全体の価値を高める大切な要素です。
人工木(樹脂)フェンスとのメリット・デメリット比較
「絶対に腐らせたくない」というニーズに対し、プラスチックと木粉を混ぜ合わせた人工木(樹脂)フェンスという選択肢もあります。人工木は吸水率が極めて低いため、腐敗やシロアリの心配がほとんどありません。メンテナンスの手間を最小限に抑えたい場合には適していますが、天然木のような独特の風合いや香りは期待できません。また、夏場に表面温度が上がりやすいといった特性もあります。NIWARTでは、お客様のライフスタイルやメンテナンスへの考え方を伺い、天然木と人工木のどちらが最適かをフラットな視点でアドバイスしています。
木製フェンスの寿命を延ばす施工とメンテナンス
素材が良くても、施工が悪ければ寿命は縮まります。柱の基礎部分に水が溜まらないように水勾配をつけたり、木材同士の接合部に水抜き用の隙間を設けたりする工夫が必要です。NIWARTの施工では、細部の構造にまでこだわり、水が滞留しない設計を徹底しています。また、年に一度程度の清掃や、必要に応じたオイルステインの塗布などのセルフメンテナンスを行うことで、木材のコンディションを良好に保つことが可能です。小さな傷や汚れが気になった際に、サンドペーパーで削って補修できる点も天然木ならではの利点です。
まとめ
木製フェンスは、適切な素材選びと施工を行うことで「腐らない」理想のエクステリアへと近づけることができます。ハードウッドの採用や、水はけを考慮した確かな技術があれば、長く愛せるお庭のシンボルとなります。NIWARTでは、木材の魅力を最大限に引き出し、お客様が将来にわたって後悔しないフェンスづくりをサポートしています。天然木ならではの温もりある空間づくりをご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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