庭の池を埋める判断基準と正しい手順|費用や供養の考え方
2025年08月05日
カテゴリ: コラム
庭の池を埋める判断基準と正しい手順|費用や供養の考え方
庭に設けられた池は、かつては住まいの風格を高める象徴として親しまれてきました。しかし、ライフスタイルの変化や維持管理の負担増加に伴い、池を埋める決断をされる方が増えています。池の埋め戻しは単に土を入れるだけの作業ではなく、適切な水抜きや構造物の撤去、さらには精神的な安心を得るための供養など、配慮すべき事項が多岐にわたります。本記事では、愛知県名古屋市を中心に庭木の剪定や伐採を行うNIWART(ニワート)が、庭の池を埋める際の具体的な手順や費用相場、注意点を専門的な視点から解説します。
目次
庭の池を埋める主な理由とメリット
庭の池を埋める判断に至る背景には、管理上の問題と安全面の問題が大きく関わっています。最も多い理由は、定期的な清掃や水質の維持が困難になったというものです。池は放置するとアオコが発生し、悪臭の原因や蚊の発生源となります。特に夏季の害虫対策として池の撤去を検討される事例は少なくありません。
また、お子様や高齢のご家族がいる家庭では、転落事故を防ぐための安全対策として埋め戻しが行われます。管理の手間がなくなることで、庭のスペースを駐車場や家庭菜園、ウッドデッキなど別の用途に活用できる点も大きなメリットです。敷地の有効活用は、住まいの快適性を向上させる有効な手段といえます。
庭の池を埋める際の手順
池を埋める作業は、適切な工程を踏まなければ後に地盤沈下や水はけの悪化を招く恐れがあります。正しい施工手順を理解することが重要です。
水抜きと清掃の重要性
最初に行うのは池の水を完全に抜く作業です。ポンプを使用して排水を行い、底に溜まった泥やヘドロを丁寧に取り除きます。これらを残したまま埋めてしまうと、地中で腐敗してガスが発生したり、土壌が不安定になったりする原因となります。長年蓄積された堆積物を一掃することは、清潔な土地に戻すための必須工程です。
池の構造物の解体と処分
コンクリート製やプラスチック製の池の場合、底面や側面の構造物を解体する必要があります。特にコンクリートの底板は、水を通さない性質があるため、そのまま埋めると雨水が地下に浸透せず、水たまりの原因となります。解体した破片は産業廃棄物として適切に処理しなければなりません。大きな石や庭石が配置されている場合は、これらもあわせて撤去または移動を検討します。
埋め戻し作業と仕上げの整地
構造物の撤去が完了したら、新しい土を投入します。この際、ただ土を入れるだけでなく、層ごとに転圧(土を固める作業)を行うことが不可欠です。転圧が不十分だと、雨が降った際に地盤が沈み込み、表面に凹凸が生じてしまいます。最終的には周囲の地面と同じ高さに整地し、必要に応じて砂利敷きや芝生化を行い、景観を整えて完了となります。
庭の池を埋める費用の目安
施工費用は池の大きさや深さ、構造、使用されている材料によって変動します。一般的な家庭用サイズの池(約2〜3平方メートル)であれば、解体費用、残土処理費用、新しい土の代金を合わせて、5万円から15万円程度が相場となります。ただし、大型の庭石が多数配置されている場合や、重機が搬入できない狭小地での作業は、手作業の割合が増えるため費用が加算される傾向にあります。正確な金額を把握するためには、現地の状況を確認した上での見積もりが不可欠です。
宗教的な儀式「池の供養」の意味と進め方
日本では古くから、水に関わる場所には神様が宿ると考えられてきました。そのため、池を埋める際に「お祓い」や「供養」を希望される方は非常に多いです。具体的には、神社から神職を招いて「水神上げ(すいじんあげ)」の儀式を行い、これまでの感謝を伝えます。儀式の際には、息抜き(いきぬき)と呼ばれる竹筒を設置し、地中の神様や気が外へ逃げられるように配慮する風習もあります。これらは科学的な根拠に基づくものではありませんが、心の区切りをつけるために大切な儀式です。NIWARTでは、お客様のご希望に応じてこうした伝統的なしきたりへの配慮も承っております。
DIYのリスクと専門業者に依頼する利点
コストを抑えるために自分自身で土を買って池を埋める検討をされる方もいますが、DIYにはリスクが伴います。最大の懸念は、排水処理と転圧の不足です。家庭用の転圧機がない状況で土を埋めると、将来的に庭の陥没を招く可能性があります。また、コンクリートの殻や不要な庭石の処分は、個人では困難な作業です。専門業者に依頼することで、重機を用いた確実な施工が可能となり、将来的な土地の再利用も安心して行えます。
まとめ
庭の池を埋める作業は、管理負担の軽減や安全確保、スペースの有効活用につながる前向きな改修です。しかし、適切な水抜きや構造物の撤去、地盤の安定化を図る施工がなされなければ、後にトラブルを招く可能性も否定できません。また、伝統的な供養の考え方を取り入れることで、精神的にも納得のいく形で土地を還すことができます。愛知県での庭池の撤去や、それに伴う庭石の処分、整地については、豊富な経験を持つNIWARTへご相談ください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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