庭の水はけを劇的に改善する具体的な方法|原因の特定からDIY・プロの工事まで解説
2022年03月18日
カテゴリ: コラム
庭の水はけを劇的に改善する具体的な方法|原因の特定からDIY・プロの工事まで解説
庭の水はけが悪いと、植物の根腐れやコケの発生、湿気による建物の劣化といった多くのトラブルを招きます。また、水たまりが長時間残る環境は、蚊などの害虫が繁殖する温床にもなりかねません。NIWARTでは、お庭の環境を整え、快適な空間を維持するための改善案を提案しています。本記事では、水はけが悪くなる原因を特定する方法から、自分で行える対策、そしてプロが推奨する根本的な解決策までを詳しく紹介します。
目次
庭の水はけが悪くなる主な原因
水はけを改善するには、まず「なぜ水がたまっているのか」という根本的な理由を把握する必要があります。原因を特定せずに闇雲に対策を講じても、十分な効果は得られません。NIWARTの調査において、多くの庭で共通して見られる要因を解説します。
粘土質の土壌による浸透不良
日本の多くの地域で見られるのが、粒子が細かく水分を保持しやすい粘土質の土壌です。この土壌は一度水分を含むと乾きにくく、地中への浸透速度が極めて遅いという特徴があります。雨が止んだ後も長時間水たまりが残る場合は、この土壌性質が強く影響している可能性が高いと考えられます。
地盤の硬化や踏み固め
人の出入りが多い場所や、駐車場として利用しているスペースは、重圧によって土が強く踏み固められます。土の粒子間の隙間がなくなることで、水が通り抜けるルートが遮断されます。住宅建築時の重機移動によって地層が圧縮されているケースも珍しくありません。表面がカチカチに固まっている状態は、浸透を妨げる大きな要因です。
勾配(傾斜)の不足
庭の表面に適切な傾斜(勾配)がない場合、水は低い場所へ流れることができず、その場に留まります。本来、外構設計では建物から外側へ向けて緩やかな傾斜をつけるのが基本ですが、経年変化による地面の凹凸や不適切な施工により、水が溜まりやすい「くぼみ」が生じることがあります。
DIYで可能な庭の水はけ改善策
軽度の水はけ不良であれば、ホームセンターで購入できる資材を使って自分自身で対策を講じることが可能です。まずは手軽に試せる方法から検討してみましょう。
土壌改良材の投入
粘土質の土を改善するには、物理的に土の構造を変える必要があります。既存の土に「パーライト」や「バーミキュライト」、「腐葉土」などを混ぜ合わせることで、土の中に小さな隙間を作り出します。川砂を混ぜるのも効果的ですが、大量の砂を投入しなければならないため、作業負荷は大きくなります。植物を育てる予定がある場所には、通気性と保水性のバランスを整える改良材の選定が推奨されます。
表面排水の確保と整地
水たまりができる箇所に新しい土(真砂土など)を補充し、周囲よりわずかに高くすることで、物理的に水が溜まらないようにします。その際、雨水が排水溝や道路側へ流れるように緩やかな傾斜を意識して地面を均すのがポイントです。ただし、一箇所を高くした結果、別の場所に水が流れて新たな水たまりを作らないよう、庭全体の流れを確認しながら作業を進める必要があります。
プロが実施する根本的な水はけ改善工事
DIYでの対応が難しい深刻な水はけ不良や、広範囲の対策が必要な場合には、専門業者による工事が最も確実な解決策となります。NIWARTでは、お庭の状況に応じた高度な排水システムを構築します。
暗渠排水(あんきょはいすい)の設置
地中に網目状の穴が開いたパイプを埋設し、土の中に浸透した水を効率よく集めて排出する手法です。パイプの周囲には疎石(砂利)を敷き詰め、透水シートで保護することで、土砂の詰まりを防ぎながら長期的な排水機能を維持します。見た目を変えることなく、地下の排水能力を劇的に向上させることが可能です。
浸透桝とU字溝の設置
地表の水を一気に処理したい場合に有効なのが、浸透桝や側溝(U字溝)の設置です。桝(ます)を地中に設置し、そこに集まった水を地中深くへ浸透させたり、既存の雨水配管へ接続したりします。駐車場や玄関アプローチなど、舗装されている箇所の排水対策には不可欠な設備です。
透水性舗装や人工芝へのリフォーム
土の露出を減らしつつ水はけを良くしたい場合、透水性のある舗装材や人工芝への変更が有効です。現代の人工芝は下地処理を適切に行うことで、優れた排水性を発揮します。NIWARTでは、透水性シートと砕石層を組み合わせた施工を行い、雑草対策と水はけ改善を同時に実現するプランを推奨しています。
水はけ改善にかかる費用相場の目安
工事にかかる費用は、庭の広さや現在の土壌状態、採用する工法によって大きく変動します。一般的な住宅の庭における目安は以下の通りです。
- 土壌改良(DIY範囲):数千円〜3万円程度(資材代のみ)
- 暗渠排水工事(プロ施工):1メートルあたり1万円〜2万円程度
- 浸透桝の設置:1箇所あたり3万円〜7万円程度
- 人工芝・砂利敷きリフォーム:1平米あたり8,000円〜15,000円程度
正確な金額を知るには、現場調査に基づく見積もりが不可欠です。複数の要因が重なっている場合、複合的な対策が必要になるため、トータルコストでの判断が求められます。
まとめ
庭の水はけ改善は、単に見栄えを良くするだけでなく、住まいの健康寿命を延ばし、快適な生活環境を守るために極めて重要です。原因が土壌にあるのか、地形にあるのかを見極めることが、成功への第一歩となります。ご自身での作業に不安がある場合や、再発を繰り返したくない場合は、ぜひNIWARTまでご相談ください。豊富な経験を持つスタッフが、お客様の理想を叶える最適な排水プランを提案いたします。
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- 施工事例 – 実際に水はけ改善や外構リフォームを行ったお庭のビフォーアフターを確認いただけます。
- お問い合わせ – 庭の水はけ相談や現地調査の見積もり依頼はこちらから承っております。
- お庭のメンテナンス方法 – 美しい状態を長く保つための日常的なケアについて解説しています。
この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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