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庭のぬかるみを解消する暗渠排水を自作する方法と施工時に確認すべき注意点

2025年11月17日

カテゴリ: コラム

庭のぬかるみを解消する暗渠排水を自作する方法と施工時に確認すべき注意点

雨が降った後に庭がいつまでもぬかるんでいたり、コケが生えやすかったりする場合、地中の排水機能が低下している可能性があります。このような湿気問題を解決する有効な手段が「暗渠排水(あんきょはいすい)」です。暗渠排水は、地中に埋設した管を通して余分な水分を排出する仕組みであり、正しい手順を踏めばDIYでの施工も行えます。本記事では、NIWARTが培った外構の知見を活かし、暗渠排水の仕組みから具体的な自作手順、失敗を避けるための重要なポイントを詳しく解説します。

目次

暗渠排水とは?庭の排水改善に欠かせない仕組み

暗渠排水とは、地中に埋められた排水管や砕石の層を利用して、土の中の余分な水分を排出する仕組みを指します。表面に見える溝で水を流す「明渠(めいきょ)排水」とは異なり、地中に設置するため庭の景観を損なわないという利点があります。特に粘土質の土壌や、周囲より土地が低く水が溜まりやすい庭において、植物の根腐れ防止や建物の基礎を守るために極めて重要な役割を果たします。

DIYで暗渠排水を施工するために必要な道具と材料

暗渠排水の施工には、適切な材料選びが機能維持の鍵となります。基本となる資材を揃えることから始めましょう。

排水管(透水管)の選び方

一般的には、周囲に小さな穴が開いている「有孔管(ゆうこうかん)」や、全体から水を取り込む「透水管」を使用します。DIYでは、軽量で扱いやすいポリエチレン製の管が推奨されます。管の太さは、庭の広さに応じて直径50ミリメートルから100ミリメートル程度のものを選定するのが一般的です。

透水シートと砕石の役割

排水管の目詰まりを防ぐために、透水シート(防草シートの透水性が高いものに近い性質)で管や砕石を包む工程が必要です。これにより、土砂が管の内部に侵入することを防ぎ、長期間の排水性能を維持できます。また、周囲に充填する砕石は、水の通り道を確保する重要なフィルターとなります。

暗渠排水の自作手順5ステップ

実際の施工は重労働を伴うため、計画的に進めることが大切です。

1. 排水経路の設計と勾配の確認

まず、どこからどこへ水を流すのかを決めます。重要なのは「勾配」です。水は高いところから低いところへ流れるため、1メートルにつき1センチメートル(1パーセント)程度の傾斜を確保できるよう、水準器を使用して測定します。排水の終着点は、既存の雨水桝(うすいます)に接続するのが最も確実です。

2. 溝の掘削作業

設計した経路に沿って、深さ30センチメートルから50センチメートル程度の溝を掘ります。幅は排水管の直径プラス20センチメートル程度が目安です。この際、底面をしっかりと踏み固め、一定の勾配が維持されているか再度確認します。

3. 透水シートの敷設と砕石の投入

掘った溝の底面と側面に透水シートを敷きます。その上に、クッション材としての砕石を5センチメートルほど敷き詰めます。シートは後で管を包み込めるよう、左右に余裕を持たせておきます。

4. 排水管の設置

砕石の上に排水管を設置します。有孔管を使用する場合、穴の向きに指定がある製品(底面には穴がないタイプなど)があるため、説明書を確認して配置します。管を置いたら、その周囲をさらに砕石で覆い、最後に透水シートで全体を包み込みます。この「包み込み」が、土砂による目詰まりを防止する最大のポイントです。

5. 埋め戻しと仕上げ

シートの上から掘り出した土を戻し、表面を平らにならします。表面を芝生や砂利で仕上げることで、見た目には排水設備があることが分からない美しい庭が完成します。

DIYで失敗しないための注意点

暗渠排水の失敗で最も多いのは、勾配の不足による逆流や滞留です。施工中に何度も水準器で確認を行う必要があります。また、排水の逃げ道となる雨水桝への接続が不十分だと、大雨の際に水が溢れてしまう恐れがあります。桝への接続部分は、隙間を専用のパテやモルタルで埋め、土砂が入らないように処理してください。

専門業者へ依頼を検討すべきケース

DIYでの暗渠排水は小規模な庭であれば可能ですが、敷地全体が広範囲にわたる場合や、土質が極端に硬い場合は、個人での作業には限界があります。また、既存の配管設備が複雑に入り組んでいる場所では、誤ってガス管や水道管を傷つけてしまうリスクも否定できません。 NIWARTでは、土地の状況に合わせた最適な排水設計を提案しています。確実な施工を求める場合や、重労働を避けたい場合は、プロフェッショナルへの相談を推奨します。

まとめ

暗渠排水を正しく設置することで、湿気による不快感や植物の生育不良を劇的に改善できます。材料の選定と丁寧な勾配管理、そして丁寧なシートの敷設が成功の鍵となります。まずは庭の状況を観察し、小規模な範囲から排水改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。自分で行うのが難しいと感じた際には、専門知識を持つ外構業者を頼ることも検討してみてください。

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この記事を書いた人

代表 / エクステリアプランナー
安田良平

「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。

お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。

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