外構照明における100Vと12Vの選び方|プロが教えるメリット・デメリット
2022年05月29日
カテゴリ: コラム
外構照明における100Vと12Vの選び方|プロが教えるメリット・デメリット
理想的な住まいの外観や庭園を美しく演出するために、外構照明の計画は非常に重要です。しかし、実際に照明設備を選ぼうとすると「100V」と「12V」という2種類の電圧の違いに直面し、どちらを採用すべきか迷われる方も少なくありません。かつては100Vが主流でしたが、近年では安全性や施工性の観点から12V(ローボルト)照明の需要が急速に高まっています。この記事では、NIWARTが培ってきた設計・施工の知見をもとに、それぞれの特徴、メリット・デメリット、そして最適な選び方を詳しく解説します。
目次
- 外構照明における100Vと12Vの根本的な違い
- 100V照明(施設用・高出力)の特徴
- 12V(ローボルト)照明の特徴
- 100Vと12Vの比較・判断基準
- NIWARTが提案する最適なライティング計画
- まとめ
外構照明における100Vと12Vの根本的な違い
外構で使用される照明システムには、大きく分けて100Vと12Vの2系統が存在します。100Vは家庭用コンセントと同じ電圧をそのまま利用するものであり、古くから公園や公共施設、大規模な住宅外構で利用されてきました。対して12Vは、トランス(変圧器)を介して電圧を12Vまで下げて使用するシステムで、「ローボルト」とも呼ばれます。主な違いは、施工に電気工事士の資格が必要かどうか、そして万が一の漏電時におけるリスクの大きさにあります。Web上の情報を確認すると、現在日本の一般住宅市場では安全性の高さから12Vへと移行する傾向が強まっています。
100V照明(施設用・高出力)の特徴
100V照明は、主に強力な光量を必要とする場面や、既存のコンセントから直接電源を確保したい場合に適しています。しかし、屋外での使用には厳格な施工基準が求められます。
100Vのメリット:明るさと拡張性
100V照明の最大の利点は、電圧降下を気にせずに広範囲へ配線できる点にあります。非常に高い光量を持つ投光器や、大型の門柱灯など、製品ラインナップも豊富です。トランスを設置するスペースが不要なため、シンプルな構成でシステムを組むことが可能です。
100Vのデメリット:有資格者による工事と安全対策
一方で、100Vの配線工事には「電気工事士」の国家資格が必須となります。配線は地中深く(通常30cm以上)に埋設し、保護管に入れるなど厳重な施工が求められます。万が一、ガーデニング中に誤ってケーブルを傷つけた場合、感電や漏電による火災のリスクが伴うため、DIYでの施工は厳禁です。
12V(ローボルト)照明の特徴
12V照明は、安全性と施工の自由度を両立させた現代の外構ライティングのスタンダードです。
12Vのメリット:高い安全性とメンテナンス性
12Vまで電圧を下げているため、万が一電線が露出したり触れたりしても、人体に影響を与えるような感電事故のリスクが極めて低いのが特徴です。お子様やペットがいるご家庭でも安心して導入できます。また、トランスから先の配線には資格が不要なため、将来的な照明の追加や位置調整が容易に行えるという柔軟性を持っています。
12Vのデメリット:トランスの設置と電圧降下
12Vシステムには、電圧を変換するための「トランス」が必ず必要になります。また、配線が長くなりすぎると末端の照明が暗くなる「電圧降下」が発生するため、緻密な配線設計が求められます。トランス自体の設置場所や、接続できる合計ワット数の計算など、専門的な知見に基づいた設計が不可欠です。
100Vと12Vの比較・判断基準
どちらを選ぶべきかは、設置場所と目的によります。駐車場全体を強力に照らしたい、あるいは防犯上の理由で広範囲をカバーしたい場合は100Vが適しています。一方で、植栽をライトアップしたり、アプローチに優しい光を添えたりといった演出重視のライティングには、安全で調整がしやすい12Vが最適です。維持コストの面では、現在のLED製品であればどちらも大きな差はありませんが、施工費用や将来の改修コストまで含めると、12Vの方がトータルメリットが大きいケースが増えています。
NIWARTが提案する最適なライティング計画
NIWARTでは、お客様のライフスタイルや庭の造形に合わせて、最適な電圧の選択から配線設計までトータルでサポートしています。例えば、メインの門柱灯には安定した100Vを、庭の植栽やベンチ周りには安全な12Vを配置するといった「適材適所」のハイブリッド構成も可能です。庭の美しさを夜間も引き立てるためには、単に明るくするだけでなく、影の作り方や光の重なりを考慮した緻密な設計が欠かせません。
まとめ
外構照明における100Vと12Vは、それぞれに明確な長所と短所があります。高出力で広範囲を照らす100Vと、安全性が高く繊細な演出が可能な12V。これらを正しく使い分けることで、夜の住まいはより魅力的で安全な空間へと生まれ変わります。NIWARTでは、デザイン性と機能性を両立させた外構照明プランをご提案しております。具体的な製品選びや施工のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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