外構で失敗しないポイント!機能性やライフスタイルも考える
2025年02月06日
カテゴリ: 新築外構・リフォーム外構
外構で失敗しない!機能性やライフスタイルを考えた設計のポイント

新築やリフォームで外構を考える際、「どんなものをどこにつけるか?」「駐車場や庭の広さはどのぐらい?」など、【失敗しないたまに押さえるべきポイント】があります。デザイン重視で決めると「駐車場が狭くて不便」「掃除が大変」など、後悔することも...
そこで今回は、【外構で失敗しないための重要なポイント】を徹底解説! 「機能性」「ライフスタイル」「将来の変化」を考慮し、理想の外構づくりに役立てましょう。

何が、どのくらい必要かを考える~外構計画の基本~
①駐車場の台数、広さ、配置を決める|快適な駐車スペースの作り方
現在の車の台数+将来増車の可能性を考慮
現在の車の台数だけでなく、将来の増車や来客用スペースも考慮して駐車場を計画しましょう。
駐車場の広さと駐車しやすさをを考える
1台あたりの推奨スペースは「幅2.5m✕長さ5m」が目安。車種やドアの開閉、自転車置き場も考慮することがおすすめです。
出し入れしやすい駐車場の配置を考える
道路からスムーズに出入りできる配置と雨でも濡れないように乗り降りなど、カーポートの配置も検討しましょう。
②玄関アプローチの導線を設計する|毎日の移動を快適にするポイント
玄関までの距離と歩きやすさを考える
駐車場から玄関までの距離は短く!アプローチの幅は両手に荷物を持って、スムーズに移動できるような幅を推奨。高齢者や子どもも安全に移動できます。
雨の日でも快適に歩ける設計にする
雨の日でも滑りにくい素材(コンクリート・インターロッキング・滑りにくいタイル・洗出し仕上げなど)や屋根付きのアプローチ、水はけの良い設計を考慮する。
夜間の安全対策をする(照明、防犯)
人感センサー付きライトやLED照明で夜間も明るく、防犯性と安全性を両立した設計がポイント!
③庭、ウッドデッキ、テラスの広さを考慮|暮らしに合った庭づくりのポイント
家庭での用途に合わせて広さを決める
バーベキュー、家庭菜園、子どもの遊び場など庭をどのように使うかを考え、用途に合わせて管理やメンテナンスのしやすさも考える。
メンテナンスがしやすい庭にする
天然芝vs人工芝vs砂利vsコンクリートなどそれぞれのメリット、デメリットを考える。また、雑草対策や日当たり、風通しなど植栽を含めて総合的に考慮できると更に良いと思います。
プライバシーを確保しつつ、開放感を持たせる
目隠しフェンスや植栽で視線を遮りつつ、圧迫感のない開放的な庭空間をデザインすることが大切です!

機能性を考える~使いやすく快適な外構設計のポイント~
①メンテナスが楽な素材、デザインを選ぶ|手間を減らす外構づくり
メンテナンス性に優れた素材選びのポイント
外構は一度施工すると、なかなか改めて工事を行うことが少ないです。その為、施工エリアによっては手入れやメンテナンスなどの手間が掛からない様な素材選びが大切です。
メンテナンス性に優れたオススメの素材
コンクリートやインターロッキングなどは雑草が生えにくく、清掃も簡単です。コストを押さえたいという場合は防草シート+砂利敷きが最も良いと思います。
天然芝vs人工芝
複雑な天然芝は緑が美しく四季の変化を楽しめますが、定期的な芝刈りや水やり、雑草対策が必要です。一方、人工芝は水やり芝刈りが不要になります。コスト面や貼り替えの必要性があるなど、その時にかかる金額や労力のみならず、長期的に考えることも重要です。
②防犯対策&プライバシー保護を考慮|家族を守る安心の外構づくり
プライバシー確保の工夫
道路や隣家からの視線を遮るために、目隠しフェンスや高木の植栽を活用します。ただ、完全に閉鎖的な外構は逆に防犯リスクとなることもありますので、部分的な開放感を残すことがポイントです。
防犯性能の向上
防犯面を考える上で照明は大切な部分です。特に人感センサー付きのライトは、不審者の侵入防止に効果的であり、夜間の帰宅時も安心です。また、防犯カメラの設置は万が一の場合での記録として役立ちます。
オープン外構vsクローズ外構
防犯面やプライバシー面で考えると、「オープン外構」は開放感があり、デザイン性に優れますが、プライバシーや防犯面ではやや不安です。一方、「クローズ外構」は圧迫感やコストが増す傾向ですが、防犯性とプライバシーは高いです。また、部分的にオープン、部分的にクローズといった「セミクローズ外構」というものもあります。まずは、あなたのご要望や予算などからどのタイプが良いかを考えるのもオススメです。
③雨、暑さ対策を施す|天候に左右されない快適な外構空間
雨の日でも快適に!
駐車場にカーポートを設置することで、雨の日でも車の乗り降りがスムーズになります。更に、アプローチ部分も屋根覆える形ができれば、傘をささずに玄関まで移動できる快適な導線が確保できます。
夏の暑さを和らげる工夫
シェードやパーゴラを活用することで、夏の強い庇を遮り、外構や庭園スペースの温度上昇を防げます。また、樹木を効果的に採用することで、自然な日陰を作り出すことも可能です。
雨水などの排水と水はけ対策
雨水が溜まりにくいように傾斜設計を行い、適切は排水溝や雨水枡を設けることも大事です。水はけが悪いと、滑りやすくなったり、コケが生えたりなど外構の劣化が早まる原因となります。

ライフスタイルの変化を考える~将来も快適に使える外構を計画~
①家族構成の変化に対応できる設計|成長する家族にあわせた外構づくり
子どもが小さい時:安全性を最優先に
小さな子どもがいる家庭では、安心して遊べるスペースの確保が大切です。転倒してもケガを軽減させる芝生や土など固くない仕上げや、道路への飛び出しを防ぐためのゲートやフェンスなどを設けるのがオススメです。
子どもが最長した後:スペースの再利用が可能に
子どもが成長し、遊具や砂場などが不要になったら、そのスペースを駐車場や家庭菜園、ウッドデッキなどに転用できる設計が理想です。将来の用途変更も考慮しておけば、簡単なリフォームでの対応が可能になります。
高齢になった時:バリアフリー化を考慮
高齢になった際に備えて、玄関アプローチはスロープ対応が可能な設計や、段差を極力減らしたフラットな導線を意識すると安心です。また、手すりの設置や滑りにくい素材を採用することで、将来的な安全性を高めることも出来ます。
②駐車場、庭の使い方を柔軟に変更できる設計|ライフスタイルに合わせて変化する外構
駐車スペースの拡張性を確保
現在は1台分での駐車場で十分でも、将来的に車の台数が増える可能性があります。庭の一部を駐車場として転用できるように、あらかじめ考えておくと、増設工事などの変更もスムーズです。
庭の使い方を自由にアレンジ
庭は家族構成や趣味に応じて、【子どもの遊び場】→【家庭菜園】→【ウッドデッキ】など、用途を変えられる設計がオススメです。また、芝生や砂利敷きは簡単に撤去や変更が出来るため、柔軟なアレンジが可能になります。
駐車場と庭の兼用スペース
普段は庭として利用しているスペースに可動式のゲートで区切り、耐性の高い舗装材などを使用すれば、必要な時だけ臨時駐車場として活用することも出来ます。
③将来的なリフォームや追加工事を考慮する|段階的な外構計画で費用と負担を軽減
段階的な外構工事でコスト削減
最初の外構工事では必要最低限に抑え、将来的に必要になったタイミングで追加工事を実施する方法です。住んで、使ってみて初めてわかる部分や意外といらないところや合ったほうが良いものなど、予算や生活の変化に応じて外構を作っていけますので、オススメの進め方の一つです。
インフラの準備で追加工事が簡単に
将来的な設備追加を想定して、電源や水道などを事前に確保、増設しておくと、後からの工事が格段にスムーズになります。照明の増設や水撒き用の蛇口追加なども簡単に対応出来ます。
後の工事のことを考えた仕上げ
後にカーポートを設置することを見越して、柱を設置する部分にはコンクリートを打設しない仕上げにしておく事や、今後ウッドデッキを設置する予定のところは外構工事の段階でコンクリートだけ打設しておくなど、後からの工事費用や工期を抑えられるような仕組みを作っておくのもオススメです。
※このページは機能性やライフスタイルについてまとめてます。
「外構やエクステリアで失敗しない為の重要な5つのポイント」をまとめたページは→こちらから
この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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