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境界線付近の目隠し設置と民法の規定|トラブルを防ぐ外構計画のポイント

2022年08月08日

カテゴリ: コラム

境界線付近の目隠し設置と民法の規定|トラブルを防ぐ外構計画のポイント

隣地との境界線近くに建物を建てる際、窓やベランダの配置によって「目隠し」の設置が法的に義務付けられることをご存知でしょうか。プライバシーの保護は、快適な生活を送る上で避けて通れない課題です。特に都市部の住宅密集地では、隣家との距離が近く、設計段階から民法の規定を正しく理解しておく必要があります。本記事では、NIWART(ニワート)が培った外構デザインの知見に基づき、境界線と目隠しに関する法的ルールや、トラブルを未然に防ぎつつ美観を保つための解決策を詳しく解説します。

目次

民法第235条が定める「1メートル」のルール

民法第235条第1項では、境界線から1メートル未満の距離に、他人の宅地を見通せる窓やベランダを設ける者は、目隠しを付けなければならないと定めています。この規定は、住民同士のプライバシー侵害を防ぐために設けられたものです。法律で定められた義務であるため、基準に該当する場合は、隣人の請求があれば設置を拒否できません。

観望できる窓やベランダが対象

対象となるのは、単に光を取り込むだけの「はめ殺し窓(FIX窓)」ではなく、開閉が可能で外を眺められる窓や、人が出入りできるベランダ、縁側などです。磨りガラスであっても、窓を開けた際に隣地が直接見えてしまう構造であれば、目隠しの設置対象となります。ただし、高い位置にある小窓など、物理的に隣地を観望できないものは対象外とされる場合もあります。

距離の測り方と算定基準

境界線からの距離は、窓やベランダの「最も境界線に近い点」から垂直に測ります。窓の場合は開口部の縁、ベランダの場合は手すりの外側などが基準です。この測定において1メートルを超えていれば、民法上の設置義務は発生しません。しかし、法的な義務がない場合でも、実際の視線が気になる状況であれば、良好な近隣関係を維持するために自主的な対策を検討することが賢明です。

目隠し設置が必要なケースと免除されるケース

法律の規定がある一方で、状況によっては目隠しの設置が免除される、あるいは異なる基準が適用される場合もあります。これには「慣習」や「個別の合意」が大きく関わります。

地域の慣習が優先される場合

民法第236条では、窓やベランダの設置について「民法と異なる慣習があるときは、その慣習に従う」としています。例えば、住宅が極めて密集している地域で、古くから互いに目隠しを設置しないことが通例となっている場合、民法の規定よりも地域のルールが優先されるケースがあります。ただし、慣習の立証は法的に難易度が高いため、過信は禁物です。

隣人との合意がある場合

隣地所有者との間で「目隠しは不要である」という合意が得られれば、設置の必要はなくなります。将来のトラブルを防ぐため、このような合意は口頭ではなく、書面で残しておくことが一般的です。特に、将来的に土地が売却され所有者が変わった場合、新たな所有者から設置を求められる可能性がある点には注意を要します。

境界トラブルを回避するための外構デザイン

建物本体に目隠しを付ける方法以外に、外構工事によって境界線付近に対策を施す手法が効果的です。デザイン性の高いエクステリアを導入することで、法規制をクリアしながら住まいの魅力を高められます。

フェンスや植栽を活用したプライバシー保護

境界線沿いに目隠しフェンスを設置する方法は、最も一般的で確実な対策です。アルミ製や人工木材のフェンスは耐久性が高く、メンテナンスも容易です。また、常緑樹を用いた生け垣やシンボルツリーを配置する手法もあります。植栽は視線を遮るだけでなく、庭に彩りを与え、圧迫感を軽減する効果も期待できます。

採光と通風を両立させる工夫

完全に視線を遮断する壁を作ってしまうと、日当たりや風通しが悪くなる恐れがあります。そこで、ルーバー形状のフェンスや、穴あきブロック(スクリーンブロック)を活用するデザインが有効です。角度によって視線を遮りつつ、光と風を適度に取り込むことができます。NIWARTでは、こうした機能的な素材を組み合わせた空間設計を得意としています。

NIWARTが提案する機能と美しさを両立した目隠し

私たちは、単なる遮蔽物としての目隠しではなく、庭の一部として美しく馴染む外構計画を提案しています。境界線の制約を逆手に取り、ライティングや素材の質感を活かしたデザインを取り入れることで、夜間も美しいプライベート空間を演出できます。近隣住民への配慮と、施主様の理想の暮らしを両立させるため、周辺環境を徹底的に調査した上で最適なプランを構築いたします。

まとめ

境界線から1メートル未満の位置に窓やベランダを設ける際は、民法第235条に基づき目隠しの設置を検討しなければなりません。法律の遵守はもちろん大切ですが、何より重要なのは隣地と互いに心地よく暮らせる環境を整えることです。外構や庭づくりの段階で適切な目隠しを計画すれば、プライバシーを守りながら洗練された住まいを実現できます。境界付近の対策にお悩みの方は、ぜひNIWARTへご相談ください。

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  • 施工事例一覧 – NIWARTが手がけたプライバシーに配慮した外構デザインの実例をご紹介します。
  • NIWARTのコンセプト – 庭と建物の調和を大切にする私たちの設計思想について詳しく解説しています。
  • お問い合わせ – 境界線トラブルの防止や目隠しフェンスのご相談など、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

代表 / エクステリアプランナー
安田良平

「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。

お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。

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