レンガ敷きをDIYで成功させる手順とコツを外構のプロが解説
2023年05月26日
カテゴリ: コラム
レンガ敷きをDIYで成功させる手順とコツを外構のプロが解説
お庭の雰囲気を一変させるレンガ敷きは、DIYでも挑戦できる人気のガーデニング作業です。歩きやすくなるだけでなく、雑草対策としても高い効果を発揮します。しかし、ただレンガを並べるだけでは、数年後に凹凸ができたり、水たまりが発生したりする原因になります。この記事では、外構・造園のプロであるNIWARTの視点を交え、初心者でも美しく仕上げるための基礎知識から具体的な施工手順までを詳しくお伝えします。
目次
レンガ敷きDIYの計画と準備
作業を始める前に、どのような仕上がりを目指すのか計画を立てることが重要です。特に、歩行頻度や水はけの状態によって、適切な工法や材料が異なります。
敷き方の種類:ドライ工法とウェット工法
DIYで一般的なのは「ドライ工法」です。これはモルタルを使用せず、砂の上にレンガを並べる手法で、やり直しが利きやすく初心者に向いています。一方、モルタルで固定する「ウェット工法」は強度が非常に高いものの、一度固まると修正が困難なため、駐車場などの荷重がかかる場所に適しています。庭の小道やテラスであれば、ドライ工法で十分に美しい仕上がりが可能です。
必要な道具と材料のリスト
レンガ敷きには、以下の道具を揃えておく必要があります。
- スコップ・クワ(穴掘り用)
- 水準器(水平を確認するために必須)
- ゴムハンマー(レンガの高さを微調整するため)
- 平らな板(砂を平らに均すため)
- 砕石(路盤材)
- 川砂(クッション材・目地用)
- お好みのレンガ
失敗しないレンガ敷きの5ステップ
美しい仕上がりを維持するために、基礎工程を丁寧に行うことが成功の鍵となります。
1. 下地づくり(掘削と転圧)
レンガの厚み、砂の厚み(約3cm)、砕石の厚み(約5〜10cm)を計算し、その分だけ地面を掘り下げます。掘った後は、地面を足で踏み固めるか、タコと呼ばれる道具を使用して、地盤をしっかりと締め固めてください。この工程が不十分だと、後の沈下につながります。
2. 路盤材の敷設
掘った場所に砕石を敷き詰め、平らに均します。砕石はレンガの安定性を高め、地盤の緩みを防ぐ役割を果たします。敷き詰めた後、再度しっかりと転圧を行ってください。
3. 砂の敷き均し
砕石の上に砂を約3cmの厚さで敷きます。砂はレンガの微調整を可能にするクッションの役割を担います。長い板などを使用し、表面を鏡のように平らに仕上げるのがポイントです。この際、雨水がたまらないよう、建物から離れる方向にわずかな傾斜(水勾配)をつけると安心です。
4. レンガの設置と水平確認
砂の上にレンガを一つずつ置いていきます。置いた後はゴムハンマーで軽く叩き、隣のレンガと高さが合っているか、水準器でこまめに確認してください。レンガ同士の隙間(目地)は2〜3mm程度空けておくと、砂が入り込みやすくなり全体が安定します。
5. 目地砂の充填と仕上げ
すべてのレンガを並べ終えたら、表面に乾いた砂を撒き、ほうきを使って隙間に砂を掃き入れます。レンガを軽く叩いて砂を奥まで沈ませる作業を数回繰り返すと、レンガ同士がしっかり噛み合い、動かなくなります。最後に余分な砂を払い、シャワー状の優しい水流で水をかけると、砂が締まって完成です。
デザイン性を高めるレンガの並べ方
レンガの並べ方一つで、お庭の印象は大きく変わります。定番の「ランニングボンド(長手積み)」は、レンガを半分ずつずらして並べる手法で、施工が比較的簡単です。「ヘリンボーン」は矢羽のような模様になり、高級感や動きのある表情を演出できます。また、円形に並べるサークル状のデザインは、お庭のフォーカルポイントとして非常に人気があります。
DIYで直面しやすいトラブルと対処法
DIYで多い悩みは、レンガの端をカットする作業です。市販のレンガタガネと金槌を使えば割ることも可能ですが、綺麗な断面を作るにはディスクグラインダーが必要になります。危険を伴う作業のため、慣れない場合はレンガのサイズに合わせて敷く範囲を調整する、または半丁サイズのレンガをあらかじめ購入して活用することをお勧めします。
理想の庭づくりをNIWARTがお手伝いします
DIYでのレンガ敷きは、手間をかけた分だけ愛着が湧く素晴らしい体験です。しかし、広範囲の施工や複雑なデザイン、排水計画が難しい場所などは、専門的な知識と技術が必要になる場合もあります。NIWARTでは、お客様が理想とするお庭のコンセプトを形にするお手伝いをしています。小規模なレンガ敷きから大規模な外構リフォームまで、自然と調和する美しい空間づくりをご提案いたします。お困りの際はお気軽にご相談ください。
まとめ
レンガ敷きDIYの成功は、目に見えない下地づくりにどれだけ時間をかけるかで決まります。適切な掘削、転圧、そして砂の均しを丁寧に行うことで、プロに近い仕上がりを目指すことが可能です。お庭のアクセントとして、まずは小さなスペースから挑戦してみてはいかがでしょうか。自分だけの手作りの空間は、毎日の生活に彩りを与えてくれるはずです。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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