フェンスの高さ制限とは?建築基準法・民法のルールと後悔しない設置のポイント
2023年04月19日
カテゴリ: コラム
フェンスの高さ制限とは?建築基準法・民法のルールと後悔しない設置のポイント
お庭のプライバシーを守るために目隠しフェンスを設置しようと考えた際、まず確認すべきなのが「フェンスの高さ制限」です。フェンスの高さは、個人の好みだけで決められるものではありません。法律や各自治体の条例によって細かく規定されており、これを知らずに設置すると、近隣トラブルや違法建築として撤去を命じられるリスクがあります。本記事では、エクステリアの専門会社であるNIWART(ニワート)が、フェンス設置に関わる建築基準法や民法のルールを分かりやすく解説します。
目次
フェンスの高さ制限に関わる2つの法律
フェンスを設置する際に基準となる法律は、主に「民法」と「建築基準法」の2種類です。これらは目的が異なるため、両方の内容を理解しておく必要があります。NIWARTでは、法規制を遵守した安全な施工を徹底しています。
1. 民法による2メートル以内の規定
民法第229条では、隣地との境界に設置する囲い(フェンスや塀)について、その高さを「2メートル以下」にするよう定めています。これは隣り合う土地の所有者同士のプライバシーと日照を保護するための基準です。もし2メートルを超えるフェンスを設置したい場合は、隣地所有者との協議と合意が必要になるケースが一般的です。合意がないまま高すぎるフェンスを設置すると、日照阻害や圧迫感を理由に損害賠償や撤去を求められる可能性があるため、注意を払う必要があります。
2. 建築基準法による構造上の高さ制限
建築基準法は、主に構造物の安全性を確保するための法律です。特にブロック塀の上にフェンスを設置する場合、ブロック塀の高さは原則として「2.2メートル以下」に制限されています。さらに、高さが1.2メートルを超えるブロック塀には、控え壁(塀を支える垂直の壁)の設置が義務付けられています。フェンスそのものに具体的な高さ制限があるわけではありませんが、風圧に対する強度計算が必要になるため、実質的に安全に設置できる高さには限界があります。
自治体独自の条例や地区計画による制限
民法や建築基準法以外にも、お住まいの地域によって独自の制限が設けられている場合があります。特に、新興住宅地や歴史的な景観を守る地域では「地区計画」や「景観条例」を確認しなければなりません。
景観条例によるデザインと高さの制約
特定の自治体では、街並みの美観を維持するために、フェンスの高さだけでなく素材や色まで指定されることがあります。例えば「道路から1メートル以内は透過性のあるフェンスにする」「高さは1.5メートル以下に抑える」といったルールです。これらに違反すると、住宅の完了検査に通らないこともあるため、設計段階での確認が不可欠です。NIWARTでは、施工エリアの各自治体のルールを把握した上で、最適なプランをご提案します。
目的別に見るフェンスの推奨高さ
法律を守りつつ、生活の質を向上させるためには、目的に応じた適切な高さを設定することが重要です。
目隠し目的(1.8メートル〜2.0メートル)
通行人や隣家からの視線を遮る場合、一般的な成人男性の目線を考慮して、地面から1.8メートルから2.0メートルの高さが推奨されます。ただし、あまりに高くしすぎると室内の日当たりが悪くなったり、閉塞感を感じたりすることもあります。採光性の高いポリカーボネート素材や、隙間のあるルーバータイプを選ぶことで、圧迫感を軽減しながらプライバシーを確保できます。
防犯・境界明示目的(1.0メートル〜1.2メートル)
単に自分の敷地を明らかにしたい場合や、防犯対策として設置する場合は、1.0メートルから1.2メートル程度の高さが適しています。この高さであれば、敷地外からの見通しが確保されるため、不審者が隠れる場所をなくすという防犯上のメリットが得られます。コストを抑えつつ、庭の開放感を維持したい場合にも最適な高さです。
NIWARTが教えるフェンス設置時の注意点
フェンスを設置する際は、数値上の高さ制限だけでなく、近隣住民への配慮が最も大切です。自分の敷地内であっても、急に高い壁ができることで隣家の日当たりが悪くなれば、感情的なトラブルに発展しかねません。設置前に一言声をかける、あるいは圧迫感の少ない明るい色のフェンスを選ぶといった工夫が、長く快適に暮らすための秘訣です。NIWARTでは、お客様のご要望を形にするだけでなく、周囲の環境との調和を考えたエクステリアデザインを追求しています。
まとめ
フェンスの高さ制限は、民法による「2メートル以下」の基準や、建築基準法によるブロック塀の安全基準、自治体ごとの景観条例など、多岐にわたるルールによって決まっています。これらの基準を正しく守ることは、住まいの安全を守り、近隣との良好な関係を維持するために欠かせません。納得のいく外構づくりを行うために、まずは専門家に相談することをおすすめします。NIWART(ニワート)は、茨城県・千葉県・埼玉県を中心に、法令遵守と高いデザイン性を両立させた施工を行っております。フェンスの設置でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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