カーポート設置と建ぺい率の関係|緩和措置の条件と注意点を解説
2025年11月25日
カテゴリ: コラム
カーポート設置と建ぺい率の関係|緩和措置の条件と注意点を解説
マイホームの完成後やリフォームのタイミングで、愛車を雨風から守るカーポートの設置を検討される方は非常に多いです。しかし、カーポートは屋根と柱を持つ構造物であるため、日本の法律上は「建築物」として扱われます。そのため、敷地面積に対する建築面積の割合を示す「建ぺい率」の計算に含める必要が生じます。外構・エクステリアの設計施工を手掛けるNIWARTでは、法規制を遵守しつつ、お客様のライフスタイルに最適な駐車スペースを提案しています。本記事では、カーポート設置時に知っておくべき建ぺい率の仕組みと、面積の算入が免除される緩和措置の条件について解説します。
目次
カーポートが建ぺい率に与える影響とは
カーポートを設置する際、もっとも注意すべきなのが建ぺい率への算入です。住宅の庭やカースペースに後付けする場合でも、基本的には建築面積が増えることになります。
建築基準法における建築物の定義
建築基準法において、建築物は「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」と定められています。カーポートはこの定義に合致するため、たとえ簡易的なアルミ製であっても建築物と見なされます。したがって、屋根がある以上、その下の面積は建ぺい率を計算する際の建築面積に含まれるのが原則です。自治体によって細かな解釈が異なる場合もありますが、無断で設置すると違法建築物となる可能性があるため注意が必要です。
建ぺい率の計算方法と上限の確認
建ぺい率は「建築面積÷敷地面積×100」という数式で算出されます。各地域には都市計画法に基づいた用途地域が設定されており、それぞれ建ぺい率の上限が決められています。例えば、第一種低層住居専用地域では40%から60%程度に設定されていることが一般的です。既に住宅本体で上限ギリギリまで面積を使っている場合、カーポートを設置することで上限を超過し、法的な制限に抵触する恐れがあります。
カーポートの建ぺい率緩和措置を受けるための条件
カーポートはその構造上、住宅本体ほど閉鎖的ではありません。そのため、一定の条件を満たすことで「建築面積の不算入」という緩和措置を受けることが可能です。これを利用すれば、建ぺい率に余裕がない敷地でも設置できる可能性が高まります。
柱の間隔と開放性の確保
緩和措置を受けるための第一の条件は、開放性の確保です。具体的には「柱の間隔が2メートル以上離れていること」「外壁のない部分が連続して4メートル以上あること」などが挙げられます。壁で囲まれたガレージ(車庫)とは異なり、柱と屋根だけの吹き抜け構造であることが前提となります。サイドパネルを設置して目隠しをする場合は、この開放性の条件から外れる可能性があるため、設計段階での確認が不可欠です。
天井の高さと構造の規定
次に、天井の高さについても規定があります。一般的に地盤面から軒の高さが2.1メートル以上必要です。また、不燃材料を使用した屋根であることや、階数が1階建てであることも条件に含まれます。これらの条件をすべて満たした場合、水平投影面積の先端から1メートル後退した線までの範囲を建築面積から除外できるという特例が適用されます。NIWARTでは、これらの複雑な計算を専門のスタッフが行い、最適な製品選びをサポートします。
建築確認申請の重要性と未申請のリスク
カーポートを設置する際は、原則として自治体や指定確認検査機関への建築確認申請が必要です。小規模な工事だからと申請を怠ると、将来的に住宅を売却する際に「既存不適格」や「違法建築」として扱われ、資産価値が下がるリスクがあります。さらに、火災保険の適用外になったり、住宅ローンの借り換え時に支障をきたしたりする場合も考えられます。法令遵守(コンプライアンス)の観点からも、正しい手順を踏んで設置することが賢明な判断と言えます。
NIWARTが提案する法規に則った外構デザイン
NIWARTは、埼玉県を中心に洗練されたエクステリアデザインを提供しています。私たちの強みは、単に見た目が美しいだけでなく、建築基準法などの法規を徹底的に考慮したプランニングにあります。狭小地でのカーポート設置や、建ぺい率の制約が厳しい現場においても、緩和措置を最大限に活用したスマートな設計を提案します。愛車の保護と建物の資産価値維持を両立させたいとお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください。
まとめ
カーポートの設置は、住宅の快適性を向上させる一方で、建ぺい率という法的なハードルが存在します。しかし、緩和措置の条件を正しく理解し、適切な製品選びと設計を行えば、限られた敷地でも理想の駐車環境を実現することは十分に可能です。DIYでの設置や、法規の説明を怠る施工業者には注意し、専門的な知識を持つパートナーと共に計画を進めることが重要です。安全で美しい住まいの完成に向けて、法を守りながら賢く外構づくりを楽しみましょう。
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- NIWARTのコンセプト – 私たちが大切にしているデザイン性と機能性の両立についてお伝えします。
この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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