オリーブの木を地植えで健やかに育てる方法|植え付けのコツや注意点をプロが解説
2022年09月09日
カテゴリ: コラム
オリーブの木を地植えで健やかに育てる方法|植え付けのコツや注意点をプロが解説
シンボルツリーとして高い人気を誇るオリーブの木は、銀がかった美しい葉と豊かな果実が魅力です。鉢植えでも楽しめますが、地植えにすることでオリーブ本来の力強い成長を引き出し、お庭の主役として存在感を放ちます。一方で「地植えにしたら大きくなりすぎて困った」「なかなか実がならない」といった悩みを持つ方も少なくありません。茨城県を中心に外構・造園を手掛けるNIWART(ニワート)が、オリーブの木を地植えで成功させるための具体的なポイントを詳しく解説します。
目次
- オリーブの木を地植えで育てるメリット
- 植え付けに適した時期と環境選び
- 失敗しない地植えの手順とポイント
- 地植えオリーブの日常メンテナンス
- 地植えで注意すべきリスクと対策
- NIWARTによるオリーブを取り入れた庭づくり
- まとめ
オリーブの木を地植えで育てるメリット
オリーブを地植えにする最大のメリットは、根が自由に広がることで木が健康に大きく育ち、管理の手間が軽減される点にあります。鉢植えの場合、定期的な植え替えや毎日の水やりが欠かせませんが、地植えであれば根が深く張るため、根付いた後は降雨のみで育つようになります。また、地植えのオリーブは成長スピードが速く、数年でお庭の視線を遮る目隠しや、心地よい木陰を作るシェードツリーとしての役割を果たしてくれます。
植え付けに適した時期と環境選び
オリーブの木は地中海沿岸が原産であり、温暖で乾燥した気候を好みます。日本で地植えにする際は、植え付けの時期と場所選びが成功の鍵を握ります。
日当たりと風通しの確保
オリーブは日光を非常に好む植物です。1日中日の当たる場所が理想ですが、少なくとも半日以上は直射日光が当たる場所を選んでください。日照不足になると枝が徒長し、葉の色が悪くなるだけでなく、病害虫の被害を受けやすくなります。また、湿気を嫌うため、風通しの良い開放的なスペースに配置することが重要です。
排水性の良い土壌作り
オリーブ栽培において最も注意すべきは「根腐れ」です。粘土質の土壌や水はけの悪い場所に植えると、根が酸素不足になり枯死する原因となります。地植えする場所の土が硬い場合は、腐葉土やパーライト、川砂を混ぜ込み、物理的に水はけを改善してください。また、オリーブは弱アルカリ性の土壌を好むため、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰を散布し、酸度調整を行うことが推奨されます。
失敗しない地植えの手順とポイント
適切な手順で植え付けを行うことで、その後の定着がスムーズになります。
苗木の選び方と品種の組み合わせ
地植えには、幹が太くしっかりとした苗木を選びます。オリーブは自身の花粉では受粉しにくい「自家不結実性」という性質を持っているため、実を収穫したい場合は異なる2品種以上を近くに植える必要があります。ミッション、マンザニロ、ルッカなど、地域の気候に適した品種を組み合わせることが大切です。
植え穴の掘り方と支柱の設置
苗木のポットよりも一回り大きい穴を掘り、底に元肥を施します。植え付けの際は、根鉢を崩しすぎないよう注意し、地表と同じ高さになるように調整してください。オリーブは根が浅く、風の影響を受けやすいため、植え付け直後の支柱設置は必須です。三脚支柱などでしっかりと固定し、強風による倒伏や根の揺れを防ぎます。
地植えオリーブの日常メンテナンス
定着した後は手がかかりにくいオリーブですが、適切なメンテナンスを行うことで美しさを長く保てます。
水やりと肥料のタイミング
植え付けから2年程度の間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。完全に根付いた後は基本的に不要ですが、夏場の極端な乾燥が続く時期には補助的な水やりを行ってください。肥料は、新芽が動く前の2月(寒肥)、実が育つ6月、収穫後の10月に、オリーブ専用の肥料や有機質肥料を施すと効果的です。
剪定による樹形維持と風通しの改善
オリーブは萌芽力が強く、放っておくと枝が密集します。内部まで光が届くよう、重なり合った枝や内側に向かって伸びる枝を間引く「透かし剪定」を毎年2月から3月頃に行います。剪定によって風通しが良くなることで、害虫であるオリーブアナアキゾウムシの発見が容易になり、病気の予防にもつながります。
地植えで注意すべきリスクと対策
地植えにする際、将来的なサイズを考慮しておく必要があります。オリーブは放置すると5メートル以上の高木になるため、お庭の広さに合わせた高さで芯を止め、横に広げる仕立て方を検討してください。また、寒冷地では冬の寒風で葉が痛むことがあるため、北風を防げる建物の南側に植えるなどの工夫が有効です。害虫対策としては、幹の根元に不織布を巻いたり、定期的に食害跡がないかチェックしたりする習慣が木を守ります。
NIWARTによるオリーブを取り入れた庭づくり
NIWARTでは、お客様のライフスタイルやお庭の環境に合わせた植栽プランをご提案しています。オリーブの木を単に植えるだけでなく、その背景となる外壁の色や、足元を彩る下草とのコントラストまで計算したデザインが強みです。茨城県の気候特性を知り尽くしたプロの視点から、土壌改良から植え付け後のアフターケアまでトータルでサポートいたします。お庭に銀葉の輝きを加えたいとお考えの方は、ぜひ一度NIWARTへご相談ください。
まとめ
オリーブの木を地植えで育てることは、お庭に豊かな表情をもたらし、育てる喜びを与えてくれます。日当たりと水はけの良い環境を整え、適切な剪定を行うことで、オリーブは力強く成長し続けます。成長後の姿をイメージした場所選びと、プロのアドバイスを取り入れた土壌作りが、失敗しないための近道です。適切なケアを通じて、お庭に寄り添うシンボルツリーとの暮らしを楽しんでください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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