外構工事における瑕疵担保責任の重要性と契約不適合責任への変更点
2025年08月19日
カテゴリ: コラム
外構工事における瑕疵担保責任の重要性と契約不適合責任への変更点
理想の住まいを形にする外構工事ですが、引き渡し後にフェンスの傾きやコンクリートのひび割れといった不備が見つかる場合があります。こうした施工不良に直面した際、施主を守るための重要な権利が「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」です。2020年の民法改正により、現在は「契約不適合責任」という名称に改められ、権利の内容もより具体化されました。本記事では、NIWARTが培ってきた知見に基づき、外構工事における責任の範囲や保証期間、トラブルを未然に防ぐためのポイントを詳しく解説します。
目次
瑕疵担保責任から契約不適合責任への変更点
かつて「瑕疵担保責任」と呼ばれていた制度は、2020年4月の民法改正によって「契約不適合責任」という名称に統合されました。大きな変更点は、従来の「隠れた瑕疵(見えない欠陥)」という概念から、「契約の内容に適合しているか」という判断基準に変わった点です。外構工事においても、事前に取り交わした図面や仕様書、見積書の内容と、実際の仕上がりが異なっている場合に、施工業者に対して修補や代金減額を請求できるようになりました。請求できる権利も、以前は修補請求と損害賠償が主でしたが、現在はこれらに加えて代金減額請求や契約解除も認められるようになり、施主側の保護がより強化されています。
外構工事で対象となる主な施工不良の事例
外構工事において、どのようなケースが契約不適合にあたるのかを知っておくことは重要です。NIWARTでは、将来的なトラブルを防ぐために、施工段階から以下の点に細心の注意を払っています。
コンクリートやタイルのひび割れ
駐車場やアプローチの土間コンクリートに発生するひび割れ(クラック)は、最も多い相談の一つです。乾燥収縮による微細なヘアクラックは構造上問題ない場合が多いものの、地盤沈下や鉄筋の不足が原因で発生する深いひび割れは、契約不適合として修補の対象となる可能性があります。施工段階での適切な砕石敷きや転圧、伸縮目地の設置が行われているかが鍵となります。
排水不良による水たまりの発生
雨が降った後にいつまでも水が引かない、あるいは建物側に水が流れてしまうといった排水不良も重大な問題です。外構計画では「水勾配(みずこうばい)」という傾斜を適切に設計する必要があります。勾配不足によって歩行に支障が出たり、建物の基礎に悪影響を及ぼしたりする場合は、設計意図に反する不備として認められることが一般的です。
フェンスや門扉の立て付け不良
設置したばかりのフェンスがぐらついている、門扉の鍵がかかりにくいといった症状も施工不良の対象です。柱を固定する基礎の強度が不足していたり、水平垂直が正しく保たれていなかったりすることが原因として挙げられます。安全面にも関わるため、早期の対応が求められる項目です。
外構工事の保証期間と権利行使の条件
契約不適合責任を追及できる期間は、民法の規定では「不適合を知った時から1年以内」に通知する必要があります。ただし、これは通知期限であり、住宅会社や外構業者との個別契約によって「引き渡しから2年」といった具体的な保証期間が定められているケースがほとんどです。新築住宅の場合は、住宅品質確保促進法(品確法)により、構造耐力上主要な部分については10年間の保証が義務付けられていますが、一般的な外構構造物(フェンスや石積みなど)はこの10年義務化の対象外となることが多い点に注意が必要です。契約を締結する前に、独自のアフターサービス規程を確認しておくことが不可欠となります。
トラブルを防ぐための業者選びの視点
瑕疵や契約不適合に関するトラブルを回避する最善の方法は、確かな技術力と誠実な姿勢を持つ業者を選ぶことです。見積書の安さだけで判断せず、詳細な施工図面を作成しているか、使用する部材の型番が明記されているかを確認してください。また、万が一の不備が発生した際に対応してくれる「瑕疵保険」への加入状況や、自社独自のアフターメンテナンス制度の有無を質問することも有効です。誠実な業者は、リスクについても隠さず説明し、それを防ぐための対策を提案してくれます。
NIWARTが提供する品質保証への取り組み
NIWARTでは、静岡県浜松市を中心に、長く安心して過ごせる庭づくりを提供しています。私たちは単にデザインを追求するだけでなく、地盤の状況に合わせた基礎工事や適切な水勾配の確保など、目に見えない部分の品質を最優先しています。施工中の中間検査や、引き渡し時の厳格なチェック体制を整えることで、契約不適合が発生しない仕組みづくりに注力しております。もし引き渡し後に気になる点が見つかった際も、地域密着型の強みを活かした迅速なアフターフォロー体制で、お客様の住まいを末永くサポートいたします。
まとめ
外構工事における瑕疵担保責任(契約不適合責任)は、施主が安心して工事を依頼するための重要なセーフティネットです。万が一の施工不良に備え、契約書の内容や保証期間を正しく理解しておくことが、理想の庭を実現するための第一歩となります。NIWARTは、高い施工精度と誠実な保証対応を通じて、お客様の資産価値を守り、心地よい屋外空間をお届けすることを約束します。外構計画で不安な点がある方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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