CP型枠ブロックを用いた高強度な外構・擁壁工事のメリットと注意点
2025年08月16日
カテゴリ: コラム
CP型枠ブロックを用いた高強度な外構・擁壁工事のメリットと注意点
住宅の外構計画において、土地の段差を解消するための土留めや擁壁工事は非常に重要な工程です。特に高低差がある敷地では、構造物の強度が安全性を左右します。そこで注目されているのが「CP型枠ブロック」です。この工法は、一般的なコンクリートブロックと外見は似ていますが、中身の構造や強度は全く異なります。NIWARTでは、三重県四日市市を中心に、このCP型枠ブロックを活用した安全で意匠性の高い外構づくりを提案しています。本記事では、CP型枠ブロックの特徴やメリット、施工時の注意点を詳しく解説します。
目次
CP型枠ブロックとは?基本構造と特徴
CP型枠ブロック(Concrete Poured)は、その名の通り「コンクリートを流し込むための型枠」として機能するブロックを指します。見た目は重厚感のあるブロックですが、内部が空洞になっており、施工の際に鉄筋を組み、その中に生コンクリートを充填することで、一体化した強固な壁体を作り上げます。
型枠状のブロックにコンクリートを流し込む工法
通常のブロック塀は、ブロック自体の重みと少量のモルタル、鉄筋で支えられます。これに対し、CP型枠ブロックは、ブロックそのものを「型枠」として扱い、内部に鉄筋を格子状に配置した後、上部から生コンクリートを流し込みます。これにより、最終的には「鉄筋コンクリート造(RC造)」の擁壁と同等の構造性能を持つ壁が完成します。型枠を取り外す手間がないため、効率的な施工が可能です。
一般的なコンクリートブロック(CB)との違い
一般的なコンクリートブロック(CB)は、主に目隠しや境界を示すための「塀」として使用されます。一方で、土の圧力を支える「擁壁」として使用する場合、CBでは強度が不足し、高さ制限も厳しく設定されています。CP型枠ブロックは、土圧に耐えることを前提に設計されているため、高さ2メートルを超えるような擁壁工事にも対応可能です。強度の面で、従来のブロックとは抜本的に異なる性質を持っています。
CP型枠ブロックを採用する大きなメリット
擁壁工事を検討する際、多くの施工主が直面するのが「強度とコストのバランス」です。CP型枠ブロックは、その両方を高い次元で解決する選択肢となります。
建築基準法に対応した高い構造強度
CP型枠ブロックは、建築基準法において「型枠状ブロック造」として認められています。内部に密に配置された鉄筋と、隙間なく充填されたコンクリートが強固な一体構造を形成するため、宅地造成等の規制法に基づく大規模な土留めにも使用できます。地震や土圧に対しても非常に高い耐性を発揮するため、安全性を最優先する外構計画に最適です。
RC擁壁と比較した工期短縮とコスト抑制
現場で木製型枠を組み、コンクリートを打設する「RC擁壁(鉄筋コンクリート擁壁)」は非常に手間がかかります。型枠の組み立て、脱型、養生といった工程が必要になるためです。しかし、CP型枠ブロックはブロック自体が型枠の役割を果たすため、型枠を組む手間と外す手間が省略されます。これにより、人件費の削減と工期の短縮が可能となり、結果としてコストパフォーマンスに優れた擁壁工事を実現できます。
仕上げの自由度と美しい外観
CP型枠ブロックには、表面に意匠を施した化粧ブロックタイプも存在します。無機質なコンクリート打ち放しの外観だけでなく、石積み調やタイル調など、住まいのデザインに合わせた選択が可能です。また、施工後に上から塗装を施したり、タイルを貼ったりすることも容易なため、機能性だけでなくデザイン性を重視するWeb上の施工事例でも多く紹介されています。
施工における注意点と重要事項
高性能なCP型枠ブロックですが、その能力を十分に引き出すためには、確実な施工技術が欠かせません。NIWARTでは以下のポイントを徹底して管理しています。
鉄筋配置とコンクリート充填の品質管理
強度の要となるのは、内部の鉄筋とコンクリートの密着性です。鉄筋の太さや間隔が設計通りであることはもちろん、コンクリートを流し込む際に内部に空隙(ジャンカ)ができないよう、バイブレーター等を用いて隅々まで充填する必要があります。見えない部分だからこそ、職人の経験と丁寧な作業が問われる部分です。
水抜き穴の設置と排水計画
擁壁の背後には土が含まれており、雨が降ると水圧が急激に上昇します。この圧力を逃がすために、適切な間隔で水抜き穴を設置し、さらに壁の背面に透水層(砕石など)を設けることが不可欠です。排水計画が不十分だと、いくらCP型枠ブロックが強固でも、壁全体の安定性が損なわれる恐れがあります。
NIWARTが提供する安心の擁壁工事
三重県で外構・造園を手掛けるNIWART(ニワート)では、敷地の状況に合わせた最適な擁壁プランを提案しています。CP型枠ブロックを用いた施工は、限られた敷地面積を最大限に有効活用しつつ、長期的な安全性を確保するための有効な手段です。お客様の要望をヒアリングし、土地の勾配や地盤の状態を精査した上で、構造計算に基づいた確かな施工をお約束します。機能性と美しさを両立させた外構デザインは、弊社の施工事例からもご確認いただけます。
まとめ
CP型枠ブロックは、強度・工期・意匠性の三拍子が揃った、現代の外構工事において非常に合理的な建材です。高低差のある土地での建築や、古い擁壁の造り替えを検討されている方は、ぜひ選択肢の一つに加えてみてください。適切な設計と丁寧な施工を組み合わせることで、家族の安全を守る強固な土台が完成します。擁壁工事や外構のトータルデザインに関するご相談は、ぜひNIWARTまでお気軽にお問い合わせください。
関連記事
- NIWARTの施工事例 – 実際の施工風景や完成したデザインをご覧いただけます。
- お庭づくりの流れ – ご相談から施工、アフターフォローまでのステップを解説しています。
- NIWARTについて – 弊社のコンセプトと三重県での取り組みを紹介しています。
この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
類似したのブログ



