犬走りをコンクリートにするメリットと費用相場、失敗しない施工のポイントを解説
2025年06月24日
カテゴリ: コラム
犬走りをコンクリートにするメリットと費用相場、失敗しない施工のポイントを解説
住宅の周囲を囲む細い通路である「犬走り(いぬばしり)」の仕上げに悩む方は少なくありません。砂利敷きや土のままの状態と比較して、コンクリート打設は耐久性やメンテナンス性の面で非常に優れた選択肢です。建物本体を守る役割も果たす犬走りをコンクリートで施工する際、どのような点に注意すべきか、費用感や工期を含めて詳しく解説します。外構のプロフェッショナルであるNIWARTの視点から、長持ちする施工の秘訣をお伝えします。
目次
犬走りをコンクリートにする主なメリット
犬走りをコンクリートで仕上げる最大の理由は、その機能性の高さにあります。住宅の資産価値を維持する上でも、足元の環境を整えることは非常に重要です。
雑草対策の手間が大幅に軽減される
土のままの状態や薄い砂利敷きの場合、どうしても雑草が生えてきます。特に住宅の裏手や側面は日当たりが悪いことも多く、湿気を好む雑草が繁殖しやすい環境です。コンクリートを打設することで地表を完全に覆い、雑草の成長を物理的に遮断します。毎年の草むしりから解放される点は、生活の質を向上させる大きな要因です。
建物への泥跳ねを防ぎ外壁を保護する
雨が降った際、地面が土のままだと雨水が跳ね返り、外壁の低い部分に泥汚れが付着します。この泥汚れは美観を損なうだけでなく、外壁材の劣化を早める原因にもなりかねません。コンクリートであれば泥が跳ねることがなく、外壁を清潔な状態に保ちやすくなります。
家の周囲の清掃が容易になる
コンクリートの表面は平滑であるため、落ち葉の掃除や砂埃の洗い流しがスムーズに行えます。砂利敷きの場合、落ち葉が隙間に入り込み掃除が困難になりますが、コンクリートであればほうきで掃くだけで完了します。また、エアコンの室外機や物置を設置する際も、沈み込みの心配がなく安定した設置が可能です。
犬走りのコンクリート打設にかかる費用相場
施工費用は面積や現場の状況によって変動しますが、一般的な目安を知ることは計画を立てる第一歩です。犬走りの幅は通常60cmから90cm程度で設計されます。
1平方メートルあたりの単価は、概ね8,000円から12,000円程度が市場の相場です。ただし、この金額には以下の諸経費が含まれる場合があります。
- 掘削・残土処分費:元の土を削り、運び出す費用
- 砕石敷き・転圧費:下地を固めるための費用
- 型枠設置費:コンクリートが流れ出ないようにする枠の設置
- ワイヤーメッシュ配筋費:ひび割れ防止の鉄網
狭小地や重機が入れない場所では、手運びの費用が加算されることもあるため、事前に現地調査を依頼することが推奨されます。NIWARTでは、現場の状況に合わせた最適なプランニングを提案しています。
施工前に知っておきたい標準的な仕様
長く使い続けるためには、見えない部分の仕様が重要です。手抜き工事を防ぐためにも、最低限の知識を身につけておきましょう。
適切なコンクリートの厚みとワイヤーメッシュ
歩行を目的とする犬走りの場合、コンクリートの厚みは5cmから8cm程度が一般的です。車が乗る場所ではないため厚くしすぎる必要はありませんが、強度の確保は必須です。そのために欠かせないのが「ワイヤーメッシュ」と呼ばれる金属製の網です。これをコンクリートの中に配置することで、乾燥収縮によるひび割れを抑制し、構造を強化します。
水勾配(傾斜)の重要性
コンクリートは水を透しません。そのため、平坦に見えても建物から外側に向かってわずかな傾斜(水勾配)をつける必要があります。この勾配がないと、雨天時に水たまりができ、建物周辺の湿気が高まってシロアリの発生や基礎の劣化を招く恐れがあります。通常、1メートルにつき2センチ程度の傾斜を設けることが理想的です。
コンクリート打設の基本的な工程
実際の施工は以下の手順で進められます。工期は面積によりますが、準備から仕上げまで2〜4日程度が目安です。
- すき取り・掘削:表面の土を取り除き、所定の深さまで掘り下げます。
- 砕石敷き・転圧:砂利を敷き詰め、プレートなどの機械でしっかり締め固めます。
- 型枠・伸縮目地の設置:コンクリートを流す枠を作り、広い面積の場合はひび割れ防止の目地を入れます。
- 配筋:ワイヤーメッシュを設置します。
- 打設:生コンクリートを流し込み、表面を平らに均します。
- 仕上げ・養生:表面をコテで仕上げ、硬化するまで乾燥させます。
DIYと専門業者による施工の違い
近年、DIYでコンクリート打設に挑戦する方も増えていますが、犬走りの場合は慎重な判断が必要です。犬走りは「建物の基礎」に隣接しているため、失敗すると建物への影響が大きいためです。プロの業者は、適切な水勾配の計算や、既存の配管を傷つけない丁寧な施工を行います。また、コンクリートの表面を美しく仕上げる「コテ押さえ」の技術は、経験が浅いとムラになりやすく、見た目の美しさに大きな差が出ます。長期的な耐久性と美観を重視するのであれば、NIWARTのような専門業者へ依頼することをお勧めします。
まとめ
犬走りのコンクリート打設は、住宅のメンテナンス性を向上させ、美しい外観を保つための有効な投資です。雑草対策や泥跳ね防止といった実用的なメリットに加え、家の寿命を守る役割も果たします。施工を検討する際は、単なる価格比較だけでなく、水勾配や下地処理といった品質面に配慮した業者選びが重要です。お客様のライフスタイルに合わせた最適な外構づくりを、NIWARTがサポートいたします。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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