カーポート設置に欠かせない建ぺい率の知識と緩和措置の計算方法
2023年06月05日
カテゴリ: コラム
カーポート設置に欠かせない建ぺい率の知識と緩和措置の計算方法
注文住宅の外構計画や既存住宅へのカーポート設置を検討する際、避けて通れないのが「建ぺい率」の問題です。カーポートは屋根と柱があるため、建築基準法上では「建築物」として扱われ、敷地全体の建ぺい率に影響を与えます。法規を無視して設置すると、将来的な売却や増改築の際に既存不適格物件として扱われるリスクがあります。本記事では、岐阜県や愛知県で外構施工を手掛けるNIWART(ニワート)が、カーポートと建ぺい率の関係、面積算定の緩和措置について詳しく解説します。
目次
- 建ぺい率とは?カーポート設置前に知るべき基本
- カーポートが建ぺい率に含まれる理由
- カーポートの建ぺい率緩和措置(算定除外)の条件
- 建ぺい率オーバーを防ぐための注意点
- NIWARTによる安心の外構・エクステリア計画
- まとめ
建ぺい率とは?カーポート設置前に知るべき基本
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの投影面積)の割合を指します。これは、火災時の延焼防止や避難経路の確保、住環境の採光・通風を維持するために都市計画法や建築基準法で厳格に定められています。用途地域ごとに上限が「30%〜80%」といった形で指定されており、すでに住宅本体で上限ギリギリまで使い切っている場合、カーポートを設置することで法的な制限を超えてしまう可能性があります。
カーポートが建ぺい率に含まれる理由
多くの方が「壁がないから建物ではない」と考えがちですが、日本の法律では異なる解釈がなされます。
建築基準法における建築物の定義
建築基準法第2条第1号では、建築物を「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」と定義しています。カーポートは屋根と柱で構成されているため、この定義に該当します。そのため、原則としてカーポートを設置する際には、その面積を建築面積に加算し、敷地全体の建ぺい率に収める必要があります。NIWARTでは、計画段階で敷地調査を行い、法的に問題がないかを必ず確認しています。
カーポートの建ぺい率緩和措置(算定除外)の条件
カーポートを設置すると必ず建ぺい率が厳しくなるわけではありません。一定の条件を満たすことで、建築面積の一部を算定から除外できる緩和措置が存在します。これは「建築基準法施行令第2条第1項第2号」に基づいています。
緩和措置を受けるための4つの要件
以下の条件をすべて満たすカーポート(高い開放性を有する建築物)は、柱から1メートル後退した線までの部分を建築面積から除外できます。
- 外壁のない部分が連続して4メートル以上あること
- 柱の間隔が2メートル以上あること
- 天井の高さが2.1メートル以上あること
- 地階を除く階数が1であること
緩和される面積の具体的な計算例
例えば、奥行き5メートル、間口3メートルの1台用カーポート(面積15平方メートル)を設置する場合を想定します。上記の要件を満たせば、周囲の端から1メートル分を差し引いた範囲のみが建築面積となります。具体的には、3メートルから左右1メートルずつ引いて有効幅1メートル、5メートルから前後1メートルずつ引いて有効長さ3メートルとなり、3平方メートル分だけが建築面積としてカウントされる計算になります。この緩和措置を活用すれば、建ぺい率に余裕がない敷地でも設置できる可能性が高まります。
建ぺい率オーバーを防ぐための注意点
計画を誤ると、住宅ローンや将来の売却に悪影響を及ぼす恐れがあります。
確認申請の必要性
床面積が10平方メートルを超えるカーポートを設置する場合、原則として「確認申請」が必要です。防火地域や準防火地域では、面積に関わらず申請が必要になるケースもあります。設置後に「知らなかった」では済まされないため、専門的な知識を持つ業者への相談が不可欠です。
自治体ごとの独自条例の確認
建築基準法だけでなく、各自治体の条例によって制限が異なる場合があります。壁面後退の制限や風致地区による規制など、多角的なチェックが求められます。岐阜県や愛知県内でも、市町村によって判断が分かれるケースがあるため、地域密着型の施工店に依頼するメリットはここにあります。
NIWARTによる安心の外構・エクステリア計画
NIWARTでは、デザインの美しさだけでなく、コンプライアンスを重視した提案を徹底しています。建ぺい率の計算はもちろん、使い勝手の良い柱の位置や、建物との調和を考えた素材選びまでトータルでサポートいたします。カーポートの設置によって建ぺい率が不安な場合も、緩和措置を最大限に活用したプランニングを実施します。岐阜・愛知エリアでエクステリアにお悩みの方は、ぜひ一度NIWARTへご相談ください。
まとめ
カーポートは建築基準法上の建築物であり、設置には建ぺい率の考慮が必須です。しかし、緩和措置を正しく理解し活用することで、限られた敷地面積の中でも快適な駐車スペースを確保することが可能です。無理な設置や無許可の施工は避け、信頼できるプロと共に法規制をクリアした安心な住まいづくりを進めましょう。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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