外構フェンスの高さ制限とは?法律や自治体のルール、設置時の注意点を解説
2022年08月07日
カテゴリ: コラム
外構フェンスの高さ制限とは?法律や自治体のルール、設置時の注意点を解説
注文住宅やリフォームで外構フェンスを検討する際、プライバシー確保のために「できるだけ高くしたい」と考える方は少なくありません。しかし、外構フェンスには法律や自治体による高さの制限が設けられています。制限を無視して設置すると、倒壊の危険性や近隣トラブル、最悪の場合は撤去を求められるリスクが生じます。三重県を中心に外構デザインを手掛けるNIWART(ニワート)が、フェンスの高さに関する基本ルールと、安全で美しい外構を実現するためのポイントを詳しく解説します。
目次
建築基準法によるフェンス・ブロック塀の高さ制限
外構フェンスの土台として一般的に用いられるブロック塀には、建築基準法によって厳格な制限が定められています。これは地震などの災害時に塀が倒壊し、通行人や居住者に危害が及ぶのを防ぐためです。
ブロック塀自体の高さ制限
建築基準法施行令第62条の8により、補強コンクリートブロック造の塀の高さは、地盤面から「2.2メートル以下」と定められています。さらに、高さが1.2メートルを超える場合には、一定の間隔で「控え壁」を設置しなければなりません。控え壁は、塀の安定性を高めるための垂直な補助壁で、これがない場合は構造上の安全性が認められないため注意が必要です。
フェンスとブロックを組み合わせる場合の考え方
ブロック塀の上にアルミ製などのフェンスを設置する場合、全体の高さが2.2メートル以内であれば法律違反にはなりません。ただし、フェンス自体の耐風圧強度や、土台となるブロック塀の強度計算が重要です。特に背の高いフェンスは風の影響を強く受けるため、柱の太さや埋め込み深さを適切に設計することが求められます。
自治体の条例や地区計画による制限
建築基準法以外にも、お住まいの地域特有のルールが存在するケースがあります。これらのルールは景観の維持や交通安全を目的に設定されています。
景観条例による意匠と高さの制約
歴史的な街並みや新興住宅地では、「景観条例」や「地区計画」によってフェンスの高さがさらに厳しく制限されることがあります。例えば、「道路境界線から1メートル以内の構造物は高さ1.5メートル以下にする」といった具体的な数値が指定される場合です。また、フェンスの色や素材についても制限があるため、計画段階で役所への確認が欠かせません。
角地における道路斜線制限と視認性の確保
角地に位置する住宅の場合、交通安全の観点から「隅切り」部分の視認性を確保しなければなりません。フェンスを高くしすぎると、曲がってくる車や歩行者が確認しづらくなり、事故の原因となる恐れがあります。自治体によっては、角地付近のフェンスを透過性の高い素材にすることや、高さを低く抑えるよう指導されることがあるでしょう。
近隣トラブルを避けるためのフェンス選びのポイント
法律や条例をクリアしていても、隣人との関係性に配慮しなければトラブルに発展する可能性があります。外構は自分たちだけの空間ではなく、周辺環境の一部であることを意識しましょう。
日照権と風通しへの配慮
高い目隠しフェンスはプライバシーを守る一方で、隣家の庭や室内に影を落とす原因になります。特に冬場の日照を遮ってしまうと、不満を抱かれる要因となりかねません。また、風通しが悪くなることで湿気が溜まりやすくなる点も考慮すべきです。ルーバー形状のように、視線を遮りつつ風を通す製品を選ぶのが賢明といえます。
圧迫感を与えないデザインの選択
無機質で高い壁は、周囲に強い圧迫感を与えます。高さを出す必要がある場合は、木目調の素材を採用したり、植栽を組み合わせたりすることで印象を和らげることが可能です。NIWARTでは、機能性を維持しながら街並みに調和する柔らかなデザインをご提案しています。周囲からの見え方を客観的にシミュレーションすることが、失敗しない外構づくりの近道です。
NIWARTが提案する安全で機能的な外構フェンス
NIWARTでは、三重県四日市市を中心に、地域の気候や地盤に合わせた外構設計を行っています。フェンスの高さ制限を遵守するのはもちろんのこと、敷地の高低差や周囲の視線を緻密に計算し、最適な製品選定をサポートします。法律の範囲内で最大限の効果を発揮する「魅せる外構」を実現したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
外構フェンスの高さには、建築基準法による「2.2メートル」という上限があるほか、各自治体の条例や地区計画による細かな制限が関わっています。プライバシー確保と安全性のバランスを取り、近隣への配慮を忘れないことが、快適な住まいづくりには不可欠です。専門的な知識を持つプロの視点を取り入れることで、制限を逆手に取った魅力的なお庭づくりが可能になります。
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この記事を書いた人

安田良平
「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。
お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。
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