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台風の前に確かめたいガレージシャッターの耐風圧と、強風のときの扱い方

2026年10月21日

カテゴリ: コラム

台風が近づく季節になると、車庫のシャッターが強い風に耐えられるのか、風の強い日に開け閉めしてよいのかが気になる人もいるでしょう。ここでは、気象庁が公開している風と台風の解説、日本シヤッター・ドア協会の案内をもとに、台風の前に確かめておきたいことを整理します。製品ごとの性能や、ある風速に耐えられるかどうかを判断するものではない点にご注意ください。

台風の風の強さを知っておく

風速と、シャッターへの影響の目安

気象庁の「風の強さと吹き方」の表では、平均風速が毎秒15m以上20m未満の「強い風」で、建物の様子として雨戸やシャッターが揺れると示されています。同じ表の注によると、平均風速は10分間、瞬間風速は3秒間の値をそれぞれ平均したものです。風は絶えず強まったり弱まったりしていて、注によると瞬間風速は平均風速の1.5倍ほどになることが多く、大気が不安定なときなどは3倍以上になることもあります。また、風速は地形やまわりの建物の影響を受けるので、その場所での値が近くの観測所の値と大きく違うことがあるとも書かれています。同じ風速でも、建物や構造物の傷み具合や風の当たり方しだいで、被害の出方は変わると注記されています。

台風の強さの呼び方

気象庁によると、台風の強さは最大風速で分けられ、最大風速が毎秒33m以上44m未満のものを「強い」と呼びます。それより上の階級として、毎秒44m以上54m未満の「非常に強い」と、54m以上の「猛烈な」があります。風の表の注によると、気象庁は、強風で災害のおそれがあるときは強風注意報を、暴風で重大な災害のおそれがあるときは暴風警報を出し、重大な災害の起きる見込みがとりわけ高いときは暴風特別警報を出します。注意報や警報の基準は、地域によって違うとも書かれています。台風情報で強さの呼び方を見ておくと、身のまわりでどの程度の風になりうるかを考える手がかりになります。

進み方によって風向きが変わる

気象庁の解説では、台風の進む方向に向かって右の半円は、台風自身の風と台風を動かす周りの風が同じ向きになるため、風が強くなります。中心が真上を通る場合は、風向きがほとんど変わらないまま風が強まり、眼に入るといったん弱まったあと、反対向きの強い風が吹き返すと説明されています。入り江や岬、谷筋などでは風が強まりやすく、建物のまわりではビル風と呼ばれる強い風や乱れた流れが生じることもあります。車庫の向きやまわりの建物の並びによって、同じ台風でもシャッターが受ける風の向きや強さは変わってきます。

シャッターの耐風圧と、強風のときの扱い方

耐風圧の考え方

日本シヤッター・ドア協会は、「シャッター・オーバーヘッドドアの耐風圧強度基準」という刊行物を出しています。協会の説明によると、この基準は、風圧力をそれまで旧建築基準法施行令第87条で計算していたのに対し、現行の同条にも対応し、旧法と現行法を同じ水準で扱えるようにするため、2021年に改訂されました。台風に備えて見直すときは、いま付いているシャッターの製品名や型番を控えておき、その製品の耐風圧をメーカーのカタログや取扱説明書、問い合わせ窓口で確かめると話を進めやすくなります。数値だけで良し悪しを決めず、車庫の向きやまわりの建物といった設置場所の条件とあわせて、交換が要るかをメーカーに相談しましょう。

風が強いときは近づかず、動かさない

協会の「ご使用上の注意事項」は、台風などで風が強いときは、シャッターに近寄ったり、開け閉めしたりしないよう求めています。中柱が付いた製品では、その中柱をしっかり固定しておくことも挙げられています。ふだんの操作でも、シャッターの下に人や物がないことを確かめてから動かし、開け閉めの途中は人や車が出入りしないようにと注意しています。台風が近づく前に、閉めておくか開けておくかを決めて車の出し入れを済ませ、風が強まってからは操作しなくて済むように段取りしておきましょう。

日ごろの点検と、異常に気づいたとき

協会は、利用者が自分でできる日常点検として、いつもと違う音や振動がないか、使うのに差し支える変形がないか、全部開けたときと閉めたときにきちんと止まるかを見るよう案内しています。開け閉めのときに引っかかる、止まる位置がずれるといった様子に気づいたら、すぐに使うのをやめ、専門のメーカーへ連絡するよう求めています。シャッターは年数がたつにつれて傷んだり部品がすり減ったりするため、専門の技術者による定期点検もあわせて行うよう勧めています。分解や修理、改造を自分でしないことも、注意事項に含まれています。台風の季節の前に日常点検の項目を一通り確かめておけば、いつもと違う様子に気づくきっかけになります。

まとめ

気象庁の表では、平均風速が毎秒15m以上の「強い風」で雨戸やシャッターが揺れるとされ、瞬間的な風はその平均よりかなり強くなることがあります。台風の進み方や車庫のまわりの地形・建物によっても、受ける風は変わります。シャッターの耐風圧は製品ごとにメーカーの案内で確かめ、風が強いときは近づかず動かさないこと、日ごろの点検で異常に早く気づくことを心がけましょう。

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参考にした資料

各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。

この記事を書いた人

代表 / エクステリアプランナー
安田良平

「お客様目線でのサービス提供」がモットーのエクステリアプランナー。

お客様の生活スタイルに合わせたより良いエクステリアの提案、
施工を行っております。

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